山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題 223


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223山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題223

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脳腫瘍に「罹患」された患者さんご自身の身になって考える。
腰痛の専門医。

「機頭痛系の疾患」で「能性頭痛」には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等
があります。

脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1-2階が病院です。
病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


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●御相談タイトル:【 髄膜炎の後遺症  】

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回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


#1
##1
「お世話になります。74歳の義父。
約3週間前に、突然、高熱(~40度)が出て意識朦朧の状態となり
救急車で都内の某病院に緊急搬送しました。
当日、解熱剤投与、点滴(電解質溶液)により病院で治療を受けたら、
5時間ほどで熱も平熱に戻り本人も元気で歩いて帰宅しましたが、
その後、中一日おいてまた高熱が出て意識朦朧となったため、
同じ病院に再入院させました。

前回と同様な処置を受け更に抗生剤(ユナシンS)を併用し
熱は平熱に戻りましたが言葉がたどたどしく自発的な発言が無い
(記憶は比較的確か)、また体力的に衰弱しており、自発的に排尿排便できず
、歩行も困難な状態になりました。
そして再入院後6日目に髄液を検査した結果
髄膜炎(細菌性)と診断され現在に至っています。
MRIやCTの検査も受けておりますが脳に特に異常は見られないとの事。

担当医の話では抗生剤は効いており髄液中の細胞数も減少してきているので
髄膜炎のほうはあと二週間ほどで治癒するが、
後遺症として自発的な歩行や排尿排便ができない(つまりは車椅子生活)
ことや、痴呆症状が残る可能\性はある程度覚悟するようにとの話しでした。

やはり髄膜炎の後遺症としては、
最悪、このような状態は覚悟すべきで全快はまったく見込めないのでしょうか?
あるいは、何か良い処置がありますでしょうか?
よろしくお願い致します。 」
との事です。


これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

1・約3週間前に「高熱」+「意識障害」の「譫妄状態:delirium」
2・「救急車にて緊急担送」。
「電解質補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」=「細胞外液補液」+
「解熱剤」にて「一時寛解」=>5時間ほどで「自宅に戻る」。
3・翌々日「1・」と同様に「熱発」+「意識障害」の「譫妄状態:
せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
4・「3・」の「エピソード」は「解熱剤」+「細胞外液補液」による
「補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」+適切な「抗生物質」の「経静脈投与」
5・{1・」「2・」「3・」「4・」以後に。

6-1・「「自発性の低下」を基調とした「精神症状・症候」(記憶は比較的良好)
6-2・「「排尿・排便」には「意識的排尿・排便」と「自動的排尿・排便」
がある。」の「意識的排尿・排便」の低下=「失禁はしていない」
6-3・「歩行障害」の「3種類」の「症状・症候」が出現。
7・「再入院後6日目に髄液を検査した結果
髄膜炎(細菌性)と診断され現在に至っています。」=「熱発」は「細菌性髄膜炎」
が原因。
けれども「細菌性髄膜炎」の更なる「原因」は「不詳」。
8・脳CT・脳MRIにて「画像診断」では
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害・水頭症等)」はない。

9・「お受けもちの先生」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。
「お受けもちの先生」の判断では「細菌性髄膜炎」は「抗生物質」にて
「解決可能」である。けれども
「6-1+2+3」の「症状・症候」は残る。


まず「お受けもちの先生」は極めて「御義父様・74歳」に対して
当初より「極めて」適切な「治療戦略」を立てられている。

「1・」=高熱による脱水に対して
「細胞外液補液」による「補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」=>「2・」 +
「3・」「熱発」に対して「抗生物質」経静脈投与に加えて
「細胞外液補液」による「補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」=>「4・」 +
「5・」以後に発症した
「6-1+2+3」=「精神症状=自発性低下+排尿障害+歩行障害」に対して
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」の「画像診断」による
「除外診断」                                +
「腰椎穿刺:lumbar puncture:ルンバール」による「熱原」として
「細菌性髄膜炎」の確定                           +
「6-1+2+3」の「症状・症候」=「両側前頭葉「症状・症候」」
 の出現が回復遷延するであろうことを「御診断」               +
=>「「御家族」への告知」。


=>

「あるいは、何か良い処置がありますでしょうか?」
=>
この度は「細菌性髄膜炎」でしたが「肺炎」を起される
「可能性」が今後大変に大きいというように今の私は考えます。
「御義父様・74歳」の「6-1+2+3」は「両側前頭葉症状・症候」
です。
なるべく「刺激」をされて頂きたい。
「記憶は比較的保たれている」=「側頭葉」の「症状・症候」は
「まぬがれている」。
「前頭葉-側頭葉」型の「症状・症候」がでると。
「御家族」も認識できなくなり「痴呆」としては辛いです。



結論:
1・「肺炎は怖い「御状態」」である。
これに対する「予防」或は早期発見の「治療戦略」。
2・そして
腕利きの「リハビリテーション専門医先生」の「治療戦略」が大きな要(かなめ)
になると今の私は考えます。
3.痴呆にお強い「精神科専門医先生」の併診も必要かもしれない。

けれども
「お受けもちの「中枢神経系専門医先生」」が「腕利き」で
本当に宜しかったです。

4・「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)*」の
「3徴候」=
「自発性低下」+「失禁」(初期には排尿障害)+歩行障害。
「お受けもちの先生」も気が付かれています。
今現在は脳CT・脳MRI「画像診断」では(-)。
けれども「お受けもちの先生」が「神経内科専門医先生」であれば。
念のため「脳神経外科専門医先生」も「御受診」のこと。

5・「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」は
「脳室腹腔短絡手術:venticulo-peritoneal shunt;VPシャント」
にて劇的に改善致します。


*「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」は
「細菌性髄膜炎」「頭部外傷」「くも膜下出血(SAH)」のあとに
出現する「病態」。

一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


[2005年8月12日 16時11分24秒]
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●御相談タイトル:【 腕がコンニャクの様  】

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回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。


#1
##1
「始めてお目に掛かります宜しくお願い致します

朝四時頃にふと目を開けて何か変だと思い起きようと
左腕で支えて起きあがろうとすると
肩から下の部分つまり腕がぶらりんぶらりんことしており
起きあがることが出来ず仕方なく右側の腕を中心に起きあがり
右腕で左腕を暫くマッサージしていると約五分近くで元の状態に戻ります。

この状態が左足も成りました医者に行き
レントゲンを撮って調べた結果
首の骨がヘルニアの様に触っており手術しなければならないとの事でした。

手術以外で治すことは出来ないものでしょうか
又この表情は進行するものでしょうか。宜しくお願いします」
との事です。

#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「末梢性知覚神経障害」=「触覚障害」+「温度・痛覚障害」+「振動覚障害」
の記載が無くこれらの「症状・症候」はなく。
「運動神経優位型末梢神経障害」であると考えられます。

##3
いずれにしても
朝の起床時におこるこの「症状・症候」は「末梢運動神経障害」
です。

##4
そして
「一過性」でらること。そして「マッサージ」で回復されていますから
睡眠中の「圧迫性の「機能性末梢神経障害」」が考えられます。

##5
「圧迫性の「機能性末梢神経障害」」に加えて
「末梢循環障害」も関連があるかもしれません。



#3
##1
「この状態が左足も成りました医者に行きレントゲンを撮って調べた結果
首の骨がヘルニアの様に触っており手術しなければならないとの事でした。」
との事です。

##2
「何科」の「お受けもちの先生」におかかりになられたのでしょう。

##3
「お受けもちの先生」もご心配されているとは思います。
またお受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##4
けれども
「「頚椎の病気(「頚椎症」とか頚椎椎間板ヘルニア)」が「病態」であり
また「手術」をしなければなおらない」
とは到底思えません。

##5
頚椎X線撮影からは頚椎に「頚椎症:けいついしょう:cervical spndylosis」
の「画像診断」はされるかもしれません。

##6
けれども御相談者の場合これら画像診断は
「臨床神経診断学」の「症状・症候」と合致しません。


#3
##1
c5c6等の
「頚椎症:けいついしょう:cervical spndylosis」は
「20歳」
をすぎればどなたにも見つかる「正常所見」で御座います。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
一番困るのは「頚椎の疾患」と間違われることです。

##3
「絵に書いた餅のようにまたは
何かの一つ覚えのように第5第6頚椎椎間板がすりへっていて
「頚椎の弯曲」がおかしい或は「逆弯曲」だと言われてしまいます。

##4
「臨床神経学的」に頚椎X線撮影の画像診断の「症状・症候」
が「臨床症候」と合致すれば何も問題もないのですが。

##5
99%ほぼ100%の患者さんで
「頚椎X線撮影所見」或いは「CT・MRI」は
「臨床神経診断学」と合致致しません。

しっかりとされた御施設の。
「神経内科専門医先生」或は「脳神経外科専門医先生」を
「御受診」されてしっかりと「御診断」をして頂くことを御勧め致します。

##8
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。

[2005年8月12日 7時52分44秒]
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●御相談タイトル:【 ふるえと現実感がないが緊張型頭痛でしょうか  】

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回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

+++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
「パニック障害」では御座いません。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
であり
「緊張型ふるえ」(あだ名です)及び
「緊張型しびれ(あだ名です)」もお持ちであり
また
「新皮質フリーズ現象(neocortical supression)」
で情緒不安定にもなられていらっしゃいます。

下記に順を追って御回答致します。
+++++++++++++++++++++++


#「現実感」のないのは
「記銘力障害」と「記憶障害」とは
元来異なるものであるということをここでは御銘記下さい。

##3
この「記銘力障害」と「記憶障害」とは元来異なるものである
ということをここでは御銘記下さい。

##4
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
典型的な「「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
で御座います。

##5
新皮質(新皮質(霊長類からヒトで大活躍。
コンピューターでいわばメモリー(ラム))のメモリーが一杯の状態から
「情緒不安定」或は「記銘力」(recent memory)が発生して
「パニック障害」等とよく間違えられます。
「ふるえ」=振戦は「緊張型」の患者さんでよく出現致します。

##2
「振戦:しんせん」には
「活動時刻振戦」と「休止時振戦」の「2種類」が御座います。

##3
「休止時振戦」は患者さんの身体(四肢・体幹・頭部)が
休止している状況で発生する振戦で御座います。

##4
「活動時刻振戦」は筋肉が「何らかの活動をしているときに
その部位に出現する振戦」この中で「活動時刻振戦」は「2つ」
に更に分類されます。
「運動時振戦」と「姿勢時振戦」で御座います。
=>##5

##5
###1
「「運動時振戦」は運動をするときに出現する振戦」
###2
「「姿勢時振戦」はある姿勢を保とうとするときに出現する振戦」


#4
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」

正診断率の大変低い「頭痛系の「病態」」でございます。

##2
「耳鼻科疾患」「自律神経失調症」「メニエル症候群」
「更年期障害」「頚椎の疾患」「うつ状態・うつ病」・「心療内科の疾患」
等ととよく間違えられます。

##3
2月・6-7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/7fal crisis)することが多いです。


##6
「後先生のHPを見て、どうも私の症状と緊張性頭痛があたるような気がする
のですが。。。」
=>
御指摘のように「正解」です。

##8
しっかり治されるためには「頭痛系の疾患」がお得意な
「脳神経外科専門医」の先生を御受診されると
宜しいと今の私は考えます。

##9
「緊張型」
の治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません)

##5結論:
##1
##2

典型的な「「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
で御座います。

##3
「緊張型しびれ(あだ名です)」及び
「緊張型ふるえ」(あだ名です)及び
「緊張型」の患者さん独特の
「新皮質フリーズ現象(neocortical supression)」で
情緒不安定にもなられていらっしゃいます。

##4
「パニック障害」とよく間違われます。

##5
しっかり治されるためには「頭痛系の疾患」がお得意な
「脳神経外科専門医」の先生を御受診されると宜しいと
今の私は考えます。

##6
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも
「頭痛系の疾患」が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいませ。

##8
正診断率の大変低い「頭痛系の「病態」」でございます。

##9
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

##10
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2005年8月10日 20時56分25秒]
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●御相談タイトル:【 「偏頭痛」+「緊張型頭痛」?  】

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回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

#1
##1
「はじめまして。
26歳、女性です。
子供の頃から悩まされている偏頭痛の治療法がないものかと思い
メールさせて 頂いた次第です

小学生高学年の頃から突然片方の目がチカチカしたかと
思うとその後に頭痛が起き、吐き気が襲い(実際吐きます)
一人じゃ歩けなくなるほど になることがあります。

つい最近も仕事中に同様のことが起き、
早退しましたが帰宅途中の駅員室で数時間休ませてもらいました。

頭痛が起きない年もあったり、
今年はすでに3回も起きていたりと周期は特に決まっていません。

小学生の時には頻繁に起きていたので病院で目の検査等もうけましたが、
そのときは特に異常がなく成長期によるホルモンバランスの崩れではないかと
言われました。

頭痛は片方側が後頭部のほうまでズキズキと痛みます。
以前は目がチカチカし始めたら市販の鎮痛剤を飲んでいましたが、
頭痛が始まると吐いてしまうため効果がありません。

年内に主人の駐在に伴い渡米予定でまた頭痛が起きたら・・・
と不安で仕方ありません。
偏頭痛は完治することがないときいたことがありますが、
何か治療方法または緩和方法等がありましたら
教えていただけると幸いです。
よろしくお願い致します。」
との事です。


#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「頭痛系の疾患」で「機能性頭痛」には
「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等があります。

##3
「機能性頭痛」といわれる「頭痛」の一群は
各々の「機能性頭痛」の「成分」がよく混じり合います。

##4
「機能性頭痛」とは「「中枢神経系の「器質的疾患」
(脳腫瘍や脳血管障害等)」などによる「症候性頭痛」
でなない「頭痛」を呼称致します。


この「小学校」のころの「症状・症候」からは
「偏頭痛」でも
「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」で御座います。
=>
「閃輝暗点:せんきあんてん」や「視野障害」などの
「予徴候:predrome:プレドローム」からまずははじまり。
これらが消失すると同時に「頭痛系の「症状・症候」」が
発症するといった「古典的偏頭痛」の
「症状・症候」で御座います。


##2
「緊張型頭痛」+「偏頭痛」の俗にいう「混合型頭痛」であり
場合により
「緊張型頭痛」の成分のほうが強いかもしれません。


##4
合衆国で「頭痛系の「病態」」が起きた場合。
=>
「偏頭痛:migraine」+「緊張型頭痛:tension-type headache」
の「両方」の成分をもつ「混合型頭痛」
のようであるとおっしゃられて
「脳神経外科専門医先生」を御受診されると
宜しいと今の私は考えます。


##5
「偏頭痛は完治することがないときいたことがありますが、
何か治療方法または緩和方法等がありましたら教えていただけると幸いです。 」
との事です。
=>
1・「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」に対しては適切な
内服薬を。
2・「緊張型頭痛」に関しては
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
((「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません)


#3結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
国内にいらっしゃる間に
しっかり治されるためには「頭痛系の疾患」がお得意な
「脳神経外科専門医」の先生を御受診されると宜しいと
今の私は考えます。

###4
「民間療法」が歯が立つ「相手」では御座いません。

##5
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。

[2005年8月9日 18時31分3秒]
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脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
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住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1-2階が病院です。病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
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by mmdmsci | 2005-08-18 11:08


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