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「緊張型頭痛」 「前への押し寄せの「症状・症候」」「胸痛」

ご心配なことと存じます。

#1
##1
「フリーターの24歳の男です。
最近左胸の辺り(大体、乳首のちょっと左上辺り)に違和感を感じます。
我慢できないというほどではないのですが、押すと少し痛んだりもします。
違和感というのはその場所に何かつまっている様な感じがするんです(大きさでいうとピンポン玉位)。
正座をした後に足が痺れたりしますが、その箇所にたまにそんな感じもあります。
痩せ型なので筋肉ではないと思いますし、外から見て特に腫れた様な感じもないので
中に何かできたのかなぁと少し不安です。
フリーターなので時間の融通は聞くので病院に行こうかと思うのですが、
なかなか決心がつきません。
ので、まずこちらに相談してから行こうかというのを決めたいと思っています。
どうかよろしくお願いします。」
との事です。



#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「前への押し寄せの「症状・症候」」で御座います。

##2
御相談者は「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」
を御持ではないでしょうか。

##3
もしも
御相談者に「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」がお強い様であれば。

##4
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
という「病態」がありますが。

##5
極めて判りやすくいえば
「背中バリバリ症候群」(あだ名です)=
「肩・背中にわたり激痛・鈍痛の塊と思えるような痛み」
が「隠れていて」「前への押し寄せの「症状・症候」」と
お考え下さい。

##6
この相談掲示板の
[瞼と眉間の違和感[2] [2004年 6月13日 8時52分25秒] ]
[胸が熱く感じた [2] [2004年 6月10日 12時16分11秒] ]
[しこりについて [2] [2004年 1月19日 19時 3分26秒] ]

などもご参考にされて下さい。



#3
##1
「違和感というのはその場所に何かつまっている様な感じがするんです
(大きさでいうとピンポン玉位)。」
は御相談者は「やせ型」なのでとおっしゃられていますが。
「大胸筋:だいきょうきん」の筋肉の「しこり」で御座います。

##2
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
で御婦人の場合「乳がん」を御心配されます。

##3
「左胸の辺り(大体、乳首のちょっと左上辺り)に違和感を感じます。」
という「症状・症候」なのに。
「頭痛系の「症状・症候」」といわれれば「抵抗」があるかもしれませんが。

##4
「緊張型」の「症状・症候」とは一重に
「ただひたすら辛い」「症状・症候」であると御考え下さい。

##5
「緊張型頭痛」の「病態」とは両肩に
「外す事の出来ない重たいの重荷を背負ったような状態」とご理解下さい。

##6
因みに「緊張型頭痛」は「機能性頭痛」の一種です。

##7
「機頭痛系の疾患」で「能性頭痛」には
「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等があります。

##8
「機能性頭痛」といわれる「頭痛」の一群は各々の
「機能性頭痛」の「成分」がよく混じり合います。

##9
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の場合は「頭痛系の「症状・症候」」というよりも
御相談者のように「前への押し寄せの「症状・症候」」できて
「気胸」等とよく間違えられます。

##10
海辺の外科医の先生は「潜水病」「気胸」などと御相談者のような
「病態」を鑑別しなければならないので
この「症状・症候」には大変「お得意」です。




#4結論:
##1
御相談者は「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」
を御持ではないでしょうか。

##2
ということは「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」
に「治療戦略」を立てなければ「胸の違和感」は
解決しないということなのですが。

##3
もしも御相談者に「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」
がお強い様であれば。

##4
「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」を主訴とされ
「胸の違和感」は「副」とされて。

##5
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」
の先生を御受診されると宜しいと今の私は考えます。

##6
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも
「頭痛系の疾患」が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいませ。

##7
また御相談者は
軽い「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
もお持ちの様です。。
この「病態」も
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
と関連の深いもので御座います。

##8
ご心配な御気持ちは大変よく判ります。
しっかりとした医師に巡り合えず病名ばかり沢山頂戴するよりは
しばらく「御様子見」で宜しいと今の私は考えます。
如何でしょうか。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月20日 13時21分59秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 栄   
フリーターの24歳の男です。
最近左胸の辺り(大体、乳首のちょっと左上辺り)に違和感を感じます。
我慢できないというほどではないのですが、押すと少し痛んだりもします。
違和感というのはその場所に何かつまっている様な感じがするんです(大きさでいうとピンポン玉位)。
正座をした後に足が痺れたりしますが、その箇所にたまにそんな感じもあります。
痩せ型なので筋肉ではないと思いますし、外から見て特に腫れた様な感じもないので
中に何かできたのかなぁと少し不安です。
フリーターなので時間の融通は聞くので病院に行こうかと思うのですが、
なかなか決心がつきません。
ので、まずこちらに相談してから行こうかというのを決めたいと思っています。
どうかよろしくお願いします。

[2004年6月20日 13時4分13秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:53 | 脳神経外科

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」

ご心配なことと存じます。


#1
##1
「始めてお便り差し上げます。
31歳 女性です。

私は長年偏頭痛持ちでして18歳のころ、最初に来てから
忘れたころに偏頭痛がやってきます。
今年は特にひどくて毎日毎日9時過ぎにやってきます。
目の奥がとにかくぐーっと痛くなります。
左の耳の上から脳天、後ろにかけて
「切り落としたい」と思うくらい痛いです。

始めはお酒のせいかと思ったのですが、
飲んでも起こらない日もあります。
でも飲まない日は起こりません。

今年の偏頭痛は鼻詰まりも起しています。
朝起きると左側の顔がむくんでいます。

どうしたらいいのでしょうか?
とにかく薬を飲んで冷やして静かに寝ていることでしょうか?
お酒は偏頭痛(と思っていますが)の要因でしょうか?

群発性頭痛かしら?とか
脳の血管が破れてる?とか心配です。

以前(8年くらい前)に脳のレントゲンを撮りましたが
なにもありませんでした。

どうして「忘れたころにやってくる」のでしょう。。。
本当に痛くて仕事もできません。」
との事です。






#2
##1
「左の耳の上から脳天、後ろにかけての頭痛」=

「左の耳の上から脳天、後ろにかけて
「切り落としたい」と思うくらい痛いです。」
との御相談者の「頭痛系の「症状・症候」」は。

##2
少なくとも「古典的或いは典型的偏頭痛」の
「症状・症候」とは異なります。

##3
勿論「群発頭痛」では御座いません。

##3
「機能性頭痛」として「偏頭痛」の成分はお持ちの可能性も
あるかとは考えますが。

##4
主成分・「病態」は
「緊張型頭痛」で御座います。

##5
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
です。

##6
「私は長年偏頭痛持ちでして18歳のころ、最初に来てから
忘れたころに偏頭痛がやってきます。」
との事ですが。

##7
正確には「偏頭痛」とは言い難いと
今の私は考えます。









#3
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
は「偏頭痛」或は「群発頭痛」とよく間違われます。

##2
「緊張型」は
節分と紫陽花の花の咲くころに「症状・症候」がつよくなるのが
「緊張型頭痛」です。

##3
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
に特有の「耳や鼻の閉塞感」も
おありのようです。

##4
「補足1」
に「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴を.
「補足2」
に「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の発症の時間依存性を記載いたしました。

##5
ご参考になれば何よりです。





#4結論:
##1
御相談者は典型的な「緊張型頭痛」の「症状・症候」
で御座います。

##2
「緊張型」の治療法ですが
筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。

##3
「緊張型頭痛」の「治療戦略」を施せば
そうすればとてもとてもお楽になられることと
今の私は考えます。

##4
「緊張型」は「治療戦略」により「症状・症候」の寛解
がめざましいですからびっくりされると存じます。

##5
御相談者に「症状・症候」が御強く苦しいようであれば。

##6
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」
の先生を御受診されると宜しいと今の私は考えます。

##7
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも「頭痛系の疾患」
が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれてくださいませ。

##8
御相談者のこの「頭痛系の「症状・症候」」が
一刻も早くに直られて一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

##7
治したいものです。




上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





「補足1」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1-2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。





以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「補足2」

「緊張型頭痛」或は「緊張型頭痛」或は
「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には「症状・症候」発現に時間・曜日・月などの
時間帯依存性が御座います。
これらを下記に記載いたします。

##1
2月・6-7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##2
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。

##3
(土)(日)が休日ではなく窮日になり
「週末頭痛・週末症候群」の状態になります。

##4
よく土日に「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」でたまりかねて
「救急車騒ぎ」をおこさることが御座います。

##5
早朝もしくは朝の起床時に30分以内に
「症状・症候」の増悪することが多いものです。
##6
よく「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」
でたまりかねて「救急車騒ぎ」をおこされます。

##7
午後「眠くて致し方がない」「症状・症候」できます。

##8
11月ー12月に「しびれ感」が
上肢或は下肢におきたり「ふわふわ感」が起きたり致します。

##9
皮肉なことに俗に言う風邪をひかれた後に「症状・症候」
が発現して「診断」がつかないことが御座います。

##10
「細菌性気管支炎
或は「反復性上気道感染」をおこされ
「無菌性髄膜炎」と診断されることが稀ならずあります。

##11
##10ならずとも「耳鼻の奥の「閉塞感」」の
「症状・症候」が発生することもあり
「耳鼻科専門医先生」で「御診断」が付かないことが
多いものです。

上記は「緊張型」の不思議だが
重用な「時間・曜日・月依存性傾向」の特徴です。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月22日 16時45分41秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*

始めてお便り差し上げます。
31歳 女性です。

私は長年偏頭痛持ちでして18歳のころ、最初に来てから
忘れたころに偏頭痛がやってきます。
今年は特にひどくて毎日毎日9時過ぎにやってきます。
目の奥がとにかくぐーっと痛くなります。
左の耳の上から脳天、後ろにかけて
「切り落としたい」と思うくらい痛いです。

始めはお酒のせいかと思ったのですが、
飲んでも起こらない日もあります。
でも飲まない日は起こりません。

今年の偏頭痛は鼻詰まりも起しています。
朝起きると左側の顔がむくんでいます。

どうしたらいいのでしょうか?
とにかく薬を飲んで冷やして静かに寝ていることでしょうか?
お酒は偏頭痛(と思っていますが)の要因でしょうか?

群発性頭痛かしら?とか
脳の血管が破れてる?とか心配です。

以前(8年くらい前)に脳のレントゲンを撮りましたが
なにもありませんでした。

どうして「忘れたころにやってくる」のでしょう。。。
本当に痛くて仕事もできません。

[2004年6月22日 16時42分55秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:52 | 脳神経外科

「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:Wallenberg syndrome or lateral medukkary

宜しかったです。


本当に宜しかったです。

#1
##1
「早速のご回答、どうもありがとうございました。
目の前に明るい光が差してきたような気がします。
さて、下記の回答から御院での治療が可能と、判断してもよろしいでしょうか。
都合をつけて、一度お尋ねしたいと考えますので、どうぞ、よろしくお願い申し
あげます。

##7
「ペインクリニック」の観点からの「治療戦略」がたたねば
御相談者の痛みは未来永劫にとれません。

##8
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」+
「ペインクリニック」の「神経ブロック」を
用いた「治療戦略」が大変奏功いたします。」
との事です。



#2結論:
##1
「大学病院のペインクリニック科」を御受診されるという
方法も御座います。

##2
このほうが御相談者のとられては宜しいかもしれませんが。

##3
当院に起こしになられるようであれば
電子メール或は医療事務・受付嬢までお電話を
いただけますか。
不躾お許し下さい。

##4
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。









上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







補足:
前回の御回答は下記の通りでございました(一部)(+++以下)。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ご心配なことと存じます。


御相談者のご指摘の
「大動脈解離性の脳幹梗塞」
とは。

「臨床神経診断学」上からは正確には
「「Wallenberg症候群:ワレンベルク症候群」=
「延髄外側症候群」=

「右後下小脳動脈:みぎこうかしょうのうどうみゃく
の右椎骨動脈「起始部」」閉塞による
「右延髄外側梗塞:みぎえんずいがいそくこうそく」
で御座います。



#1
##1
「初めて相談させていただきます。
46歳の男性です。
昨年12月に、大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。
いま2か月に1回薬(パナルジン)をもらうために、受診している主治医は、痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。
痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。
気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。

この痛みから開放される手立てがあれば、ぜひ、ご教授ください。必要であれば、
お尋ねします。
どうぞ、よろしくお願い申しあげます。」
との事です。




#2
##1
「大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。」との「症状・症候」からは。

##2
典型的な「知覚型」の
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」
で御座います。

##3
「障害側の顔面」の「温・痛覚障害」と「反対側の四肢」の「温・痛覚障害」を
来たします。

##4
「椎骨動脈;ついこつどうみゃく:VA」が
「後下小脳動脈:posterior inferior cerebellar artery:PICA:パイカ」
という動脈の「分岐部付近」で閉塞されると
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」が出現して。

##5
閉塞した動脈の同側の「顔の「温・痛覚障害」」と
「反対側の四肢の「温・痛覚障害」」が出現して患者さんを苦しめます。



#3
##1
「気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。」
との事です。

##2
「温・痛覚障害」であるために「外気温」により影響され
「痛覚」過敏の状態にも至ります。

##3
「中枢性疼痛」であるために「鎮痛剤」が奏功致しません。

##4
「痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。」との「痛み止めの薬」は
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」のことです。

##5
「副作用が強いため、あまり使いたくないとのことです。」
というよりも「「効果」がだしがたい」ので
「お受けもちの先生」は御使いになりがたいのでしょう。



#4結論:
##1
御相談者の御記載内容からは「大動脈解離性の脳幹梗塞」とは。

##2
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」
で御座います。


##3
「右椎骨動脈;ついこつどうみゃく:VA」が
「右後下小脳動脈:posterior inferior cerebellar artery:PICA:パイカ」
という動脈の「右分岐部付近」で閉塞されると発生する「温・痛覚障害」
で御座います。

##4
「痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、
剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。」
というような「疼痛」は「中枢神経系性疼痛」。

##5
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」が
通常用いられますが
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」を
奏功させるにも方法が御座います。


##6
御相談者の「温・痛覚障害」は上記のような「病態」で御座います。

##7
「ペインクリニック」の観点からの「治療戦略」がたたねば
御相談者の痛みは未来永劫にとれません。

##8
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」+
「ペインクリニック」の「神経ブロック」を
用いた「治療戦略」が大変奏功いたします。

##9
けれども「ペインクリニック専門医先生」でも
「「Wallenberg症候群:ワレンベルク症候群」=
「延髄外側症候群」=「後下小脳動脈の椎骨動脈「起始部」」閉塞」
による「中枢性疼痛」

が苦手な先生がいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月20日 10時46分4秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 痺れるオトコ!   
初めて相談させていただきます。
46歳の男性です。
昨年12月に、大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。
いま2か月に1回薬(パナルジン)をもらうために、受診している主治医は、痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。
痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。
気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。

この痛みから開放される手立てがあれば、ぜひ、ご教授ください。必要であれば、
お尋ねします。
どうぞ、よろしくお願い申しあげます。

[2004年6月19日 22時46分30秒]





++++++++++++++++++++++++++++++++++++++





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 7時0分19秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 痺れるオトコ!   
早速のご回答、どうもありがとうございました。
目の前に明るい光が差してきたような気がします。
さて、下記の回答から御院での治療が可能と、判断してもよろしいでしょうか。
都合をつけて、一度お尋ねしたいと考えますので、どうぞ、よろしくお願い申し
あげます。

##7
「ペインクリニック」の観点からの「治療戦略」がたたねば
御相談者の痛みは未来永劫にとれません。

##8
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」+
「ペインクリニック」の「神経ブロック」を
用いた「治療戦略」が大変奏功いたします。

[2004年6月23日 20時52分53秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:51 | 脳血管障害

「頭部外傷」と脳CTの「x線被曝」

ご心配なことと存じます。
けれども
腕の良い切れ味の鋭い明晰な判断力をもたれた
「脳神経外科専門医先生」を「お受けもちの先生」に恵まれ。

本当に「御相談者とお嬢様」は「幸運」であったと今の私は考えます。

それから
「お嬢様」が
これまでどれほどに「お小さいのに「がんばられたか」」を
考えてあげなくては「ばちがあたってしまいます」。

あまり心配ばかりされてはだめです。
脳CTの反復に何の「悪影響」も御座いません。




#1
##1
「先日はありがとうございました。

不安でいっぱいの気持ちが、アドバイスのおかげで
少し楽になり、子供の様子を余裕を持って見られる
ようになりました。
本当にありがとうございました。

退院後、2回通院で診察してもらいました。
確実にに薄くなって、小さくなってきてるので、
順調に回復に向かっているということです。
ただ、手術はしなかったので、完全に消えるまでは
少し時間がかかり、それまでは通院があります。

それで、ひとつ気になることがあるのでまたアドバイス
お願いします。

よくCTは恐いのであまりするのは避けたほうがいいと
言いますが、そんなに恐いものなのでしょうか?
子供は、入院中に3回、退院後2回しております。
これからも完全に消えるまではCTがあります。
しない限りは頭の中は見えないので仕方ないと思うのですが。
CTをあまり何回もするとどのような悪影響があるのでしょうか?

何度も申し訳ありませんがよろしくお願いします。」
との事です。



#2
##1
「これからも完全に消えるまではCTがあります。
しない限りは頭の中は見えないので仕方ないと思うのですが。
CTをあまり何回もするとどのような悪影響があるのでしょうか?」
との事ですが。

##2
極めて判りやすく御説明・御回答をするとすれば。

##3
今後反復して「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」が
必要と判断して脳CTを反復される回数範囲であれば。


##4
「何の悪影響も御座いません」。




#3結論:
##1
「子供は、入院中に3回、退院後2回しております。」
との事です。

##2
より重症の「小児頭部外傷」の同じ年齢の患者さんで
半年の入院中にX線撮影も含め30回以上脳CTをくりかえされた
患者さんを私は記憶しています。

##3
その患者さんはもうとうに成人されていますが
極めて健康で立派な社会人になられていらっしゃいます。

##4
ご心配の御気持ちは大変よく判ります。けれども
あまり御心配されていてはだめです。

##5
腕の良い切れ味の鋭い明晰な判断力をもたれた
「脳神経外科専門医先生」を「お受けもちの先生」にもたれて
本当に御相談者とお嬢様は「幸運」であったと今の私は考えます。


##6
そして「切れ味鋭いお受けもちの先生」の判断どおりに
幸運にも「よく回復された小児頭部外傷」の「お嬢様」が
これまでどれほどに「お小さいのに「がんばられたか」」を
考えてあげなくては「ばちがあたってしまいます」。

##7
再度御気持ちは大変よく判ります。けれども
ご心配ばかりしていてはだめですよ。

##8
お嬢様とお母様の御幸せを一刻も早いご回復を願い
心より御祈り申し上げます。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。








補足:
前回の御回答は下記の通りでございました(一部)(+++以下)。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ご心配なことと存じます。

「急性硬膜外血腫」の「御診断」が正しいものとして
以下御回答致します。


長文の御相談からは御相談者の苦悩と御不安がうかがえます。
順を追って御回答いたします。

「お受けもちの先生」は御経験豊かで「小児頭部外傷」にも熟達された
「切れ味」鋭い先生でいらっしゃることが
御相談者の御記載内容からは
とてもよく伺えます。

けれども御相談者が止むを得ずも不安の余り
「元気な現状」=「神様がせっかく与えてくださった幸せの結末」
を「逆説的」
にとらわれてしまっている様相が伺えます。
これは何よりも「損」なことです。





#2
##1
「5月14日12時ごろ、自転車の前乗せイスに乗せており、
転倒させてしまいました。
すぐに30分ほどおお泣きし、頭を強く打ったように見えなくて、
手足も動いていました。
その後、食欲はなく、いつもよりは少し元気がなかったのですが、
いつもどおり昼寝をして、家の中で普段どおり遊んでいました。
夕方、イチゴをあげると嘔吐したので、脳神経外科で診察しました。
レントゲンとCTの結果、左側頭部の頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫
と診断されました。
大きさはそれほどでもないが、深いと言われ、手術するほどでは
ないが、経過を見るため入院しました。
夜中にジュースを飲み、また嘔吐しました。」

=>
##2
「小児頭部外傷」にて「左側頭部の頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫
と診断されました。」との事です。
「小児頭部外傷」にて「急性硬膜外血腫」の場合は
「成人」の「急性硬膜外血腫」とは全く異なります。


##3
通常は
小児は「硬膜」が頭蓋骨とまだ「3歳のお誕生日」までは
癒着しているために通常「急性硬膜外血腫」は起こしません。

##4
けれども「ひとたび」「小児頭部外傷」にて「急性硬膜外血腫」を
起こすとなると「成人」よりも「劇症」で御座います。


##5
御相談者の御記載内容からは
「症状・症候」は大変「軽く」この「急性硬膜外血腫」の「血」は
「側頭骨骨折」の「骨折」からの「血腫」であることが想定されます。

##6
このような「病態」の「急性硬膜外血腫」であり
本当に宜しかったです。



#3
##1
「翌日のCTでも大きさなどは変わっていませんでした。
元気はあったのですが、その日の夕方にも嘔吐しました。
3日目からは元気そうで自分の
好きなものはよく食べました。
嘔吐もありません。

##2
6日目にCTを撮って、あまり変わりはなかったのですが、
元気で食欲があるなら退院で通院で様子を見ることになりました。
お風呂、遊びなど日常生活の制限は何もないといわれました。」
との事です。

##3
脳CTの経過観察にて「「急性硬膜外血腫」の増大」なくて本当に
宜しかったですね。

##4
「6日目」にて「通院」=「退院」の運びとなられて
大変宜しかったです。



#3
##1
「5月24日に検診に行き、CTを撮ると大きさはあまり
変わってないが薄くなっていると言われました。
手術せずに済んだけども、その分、血が消えるのは時間がかかる
のでしばらくは様子を見るために通院です。」


##2
受傷時が5月25日ですからまだ「10日」しか建っておりません。
まだまだ「血腫」は吸収されません。

##3
まだまだ「小児頭部外傷」としては「亜急性期:あきゅうせいき」
で御座います。





#4
##1
「急性硬膜外血腫を調べていたら手術をすることが多いとあるので
手術なしに確実に治るのか
(主治医はもうちょっと大きかったり、場所が下だったら手術
になっていたと思う。手術はあまりよくないのでしないに
こしたことはない。といっていました。)」
との事です。

##2
「急性硬膜外血腫」の場合はまず成人も「小児」も間違いなく
「開頭手術」になります。

##3
手術したほうが「直りが良い悪い」の問題ではありません。
「救命」のためです。

##4
けれども「中には」「側頭骨骨折」からの「出血」のみで「血腫量」の
多くないものが御座います。

##5
このような場合は「開頭手術」をせずに様子をみる場合も
御座います。

##6
「お受けもちの先生」は
「(主治医はもうちょっと大きかったり、場所が下だったら手術
になっていたと思う。手術はあまりよくないのでしないに
こしたことはない。といっていました。)」
との事です。

##7
この場合「・大きかったら」のみが「ポイント」と思われて下さい。
「開頭手術」をしなくてすむのであれば
しないですむに越したことは御座いません。

##8
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。






#5
##1
「後遺症の事を主治医に聞いたら、外傷性癲癇というのが
あるが、なるとは決まってないが、ならないとは言い切れない。
その予防の薬を飲み続けるのはよくないので様子を見るしかない
と言われました。
そのことが不安でしかたありません。
そのほかの後遺症も気になります。教えてください。」
との事です。


##2
御相談者の御記載内容を熟読いたしました。

##3
御相談者の御記載内容からは
「お受けもちの先生」が「外傷性てんかん」の「後遺症」の
「お話し」をするのは「当然」の「しきたり」位と思われて下さい。

##4
御相談者の御記載内容から判断する限り
「1歳11ヶ月」の「御嬢様」は「「脳表」に「傷」がついている
とは思えません。

##5
「脳表」に「きず」がついていなければ「外傷性てんかん」は
起こしようがありません。

##6
だから「お受けもちの先生」も「抗痙攣剤」を通常は投与されるのだけれども
「おだしになられていない」と考えられます。

##7
「外傷性てんかん」にはいたらないはずであると
今の私は考えます。



#6
##1
「普段の日常生活は制限がないのですが、子供なので公園で
飛んだり、走り回ったりして遊ぶのですが本当に大丈夫なのか
心配です。」
との事です。

##2
「脳神経外科専門医」が「大丈夫」という限り
「お受けもちの先生」も「考えに考え」「病態」を把握され
さまざまな決断に至られています。

##3
「小児頭部外傷」にて御相談者の事例のような場合
「開頭手術」を施行するか否かの「判断」は大変に「経験と実力」が
必要なもので御座います。

##4
「お受けもちの先生」は大変に素晴らしい感をされており
「御嬢様」の「病態」=「急性硬膜外血腫」を深く考えていらっしゃると
今の私は考えます。

##5
「お受けもちの先生」に・「お受けもちの先生」の御判断に
すべからく「お任せ」されては如何なものでしょうか。




#7
##1
「主治医のことは信頼はしているのですが、最近よく言われている
セカンドオピニオンというのをしたほうがよいのでしょうか?」
との事です。

##2
してもかまわないけれども。

##3
しっかりとした「脳神経外科専門医」先生に「セカンドオピニオン」が
回れば今の「お受けもちの先生」と同じことを
おっしゃられると考えます。

##4
逆に「苦手」な「脳神経外科専門医」先生に「セカンドオピニオン」が
まわれば「今からでも遅くはない」から手術をしましょうとも
いわれかねません。





#8結論:
##1
「お受けもちの先生」は御経験豊かで「小児頭部外傷」にも熟達された
「切れ味」鋭い先生でいらっしゃることが
御相談者の御記載内容からは
とてもよく伺えます。

##2
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##3
「お受けもちの先生」の「御指示」に従われていらっしゃるのが
一番正解であると今の私は考えます。

##4
「普段の日常生活は制限がないのですが、子供なので公園で
飛んだり、走り回ったりして遊ぶのですが本当に大丈夫なのか
心配です。」
との事です。

##5
お子様は正直者ですから何がしか「「脳」に異常があれば
「飛んだり、走り回ったりして遊ぶのですが」などよいうことは
全く御座いません。

##6
御相談者の御気持ちは大変よく判ります。けれども
「現状」を「逆説的」に捉えられていらっしゃるようです。

##7
「お受けもちの先生」の「御指示」にまかされて。

##8
いつのまにか今日のことが「遠い日の思い出」のように
御相談者の傍らを通り過ぎていくと今の私は考えます。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年5月27日 9時11分37秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: みゅー   
初めまして 1歳11ヶ月女児のことです。
よろしくお願いします。

5月14日12時ごろ、自転車の前乗せイスに乗せており、
転倒させてしまいました。
すぐに30分ほどおお泣きし、頭を強く打ったように見えなくて、
手足も動いていました。
その後、食欲はなく、いつもよりは少し元気がなかったのですが、
いつもどおり昼寝をして、家の中で普段どおり遊んでいました。
夕方、イチゴをあげると嘔吐したので、脳神経外科で診察しました。
レントゲンとCTの結果、左側頭部の頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫
と診断されました。
大きさはそれほどでもないが、深いと言われ、手術するほどでは
ないが、経過を見るため入院しました。
夜中にジュースを飲み、また嘔吐しました。

翌日のCTでも大きさなどは変わっていませんでした。
元気はあったのですが、その日の夕方にも嘔吐しました。
3日目からは元気そうで自分の
好きなものはよく食べました。
嘔吐もありません。

6日目にCTを撮って、あまり変わりはなかったのですが、
元気で食欲があるなら退院で通院で様子を見ることになりました。
お風呂、遊びなど日常生活の制限は何もないといわれました。

5月24日に検診に行き、CTを撮ると大きさはあまり
変わってないが薄くなっていると言われました。
手術せずに済んだけども、その分、血が消えるのは時間がかかる
のでしばらくは様子を見るために通院です。

気になることが色々あるので教えてください。

急性硬膜外血腫を調べていたら手術をすることが多いとあるので
手術なしに確実に治るのか
(主治医はもうちょっと大きかったり、場所が下だったら手術
になっていたと思う。手術はあまりよくないのでしないに
こしたことはない。といっていました。)

後遺症の事を主治医に聞いたら、外傷性癲癇というのが
あるが、なるとは決まってないが、ならないとは言い切れない。
その予防の薬を飲み続けるのはよくないので様子を見るしかない
と言われました。
そのことが不安でしかたありません。
そのほかの後遺症も気になります。教えてください。

普段の日常生活は制限がないのですが、子供なので公園で
飛んだり、走り回ったりして遊ぶのですが本当に大丈夫なのか
心配です。

主治医のことは信頼はしているのですが、最近よく言われている
セカンドオピニオンというのをしたほうがよいのでしょうか?

不安だらけなので、長々と書いてしまいましたが、
どうかよろしくお願いします。

[2004年5月26日 20時42分14秒]





++++++++++++++++++++++++++++++++++++++





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 7時58分57秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: みゅー   
先日はありがとうございました。

不安でいっぱいの気持ちが、アドバイスのおかげで
少し楽になり、子供の様子を余裕を持って見られる
ようになりました。
本当にありがとうございました。

退院後、2回通院で診察してもらいました。
確実にに薄くなって、小さくなってきてるので、
順調に回復に向かっているということです。
ただ、手術はしなかったので、完全に消えるまでは
少し時間がかかり、それまでは通院があります。

それで、ひとつ気になることがあるのでまたアドバイス
お願いします。

よくCTは恐いのであまりするのは避けたほうがいいと
言いますが、そんなに恐いものなのでしょうか?
子供は、入院中に3回、退院後2回しております。
これからも完全に消えるまではCTがあります。
しない限りは頭の中は見えないので仕方ないと思うのですが。
CTをあまり何回もするとどのような悪影響があるのでしょうか?

何度も申し訳ありませんがよろしくお願いします。

[2004年6月23日 23時15分24秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:49 | 頭部外傷

「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」=「後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」

ご心配なことと存じます。

大変に的を射られた御相談でございます。


お兄様に対する「御家族」ならではの「深い御愛情」
があられて初めてうまれる御相談であると
私は考えます。


下記に順を追って御回答致しますが
「座位保持不能」=「遷延性意識障害」とまずは
お考えになられて下さい。

#1
##1
「僕の兄は二年前に脳幹出血(中脳)を発症して現在33です。
多くの後遺症が有りますが、〔座位保持不能〕という後遺症が有ります。
率直に聞きますと〔座位保持不能〕は、リハビリで
解消するものなのでしょうか?
現在は、ベッドサイドで座る訓練をさせています。
御回答宜しく御願いします。」
との事です。


#2
##1
「31歳での「中脳出血」」から「2年」が経過されています。

##2
「31歳」での「脳幹部出血」≒「「中脳出血」とのことですから
「出血源」は「中枢神経系血管腫」でありおそらくは
「血管腫」としては「毛細血管拡張症」が脳幹部におありになったのでしょう。

##3
「多くの後遺症が有りますが、〔座位保持不能〕という後遺症が有ります。」
との事です。





#3
##1
「座位保持不能」という「事項」は「病名」でも「疾患名」でも「病態」
でも御座いません。

##2
「座位保持不能」ということは「裏返せば」。
「座位保持不能」=「寝たきり」ということですから。

##3
「中脳出血」による「運動機能」や「脳幹部機能」の
「局所臨床神経診断学」上の「症状・症候」と考える
べきではなく。

##4
「脳幹部出血」である「中脳出血」による
「遷延性意識障害」から派生する「座位保持不能」と
考えられるべきです。



#4
##1
「33歳」とお若く「2年間」経過されて「落ち着くべき「症状・症候」」
は落ち着かれていると存じます。

##2
「〔座位保持不能〕は、リハビリで解消するものなのでしょうか?」
との事ですが
これを
「「遷延性意識障害」はリハビリで解消するものなのでしょうか?」
という御相談に御相談者の御相談は「言葉をかえて」
考えられるべきであろうと今の私は考えます。

##3
「遷延性意識障害」にはご家族の「肉声」での刺激や患者さんの
趣味とされていたものの刺激などがリハビリと同時に
いうまでもなく必要なもので御座います。



#5
##1
「遷延性意識障害」の患者さんのために
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」という
テクニックが御座います。


##2
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」
或は
後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」という
「遷延性意識障害」の患者さんに用いる手法が御座います。

##3
これは
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」電極を
顕微鏡手術で脊髄に埋込み「ペースメーカー」のような小さな機械
を体内に埋込み「無線リモートコントロール」で「体外」より
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」を行うものです。

##4
私はこの「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」
或は
後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」の
「遷延性意識障害」の患者さんへの「治療戦略」を大変高く
評価しています。

##5
ほぼ「1ヶ月」前に「TV放送」の全国ネットワークで
この「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」が
「ドキュメンタリー」として「放映」されたはずで御座います。



#6結論:
##1
「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##2
「お受けもちの先生」と
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」=
後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」について
御相談されてみては如何でしょうか。

##3
この「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」=
後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」の装置の
「埋込み」のできる施設は限られていますが
どの都道府県でも可能な御施設はあるはずで御座います。

##4
大学病院の「脳神経外科専門医先生」であればまず
「脊髄刺激:spinal cord stimuklation:SCS」=
後索刺激:dorsal colum stimulation:DCS」の埋込みは
可能と思われて下さい。

##5
一刻も早く御相談者のお兄様の「症状・症候」と「遷延性意識障害」
が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。




上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 15時30分8秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 鈴木健二   
僕の兄は二年前に脳幹出血(中脳)を発症して現在33です。
多くの後遺症が有りますが、〔座位保持不能〕という後遺症が有ります。
率直に聞きますと〔座位保持不能〕は、リハビリで
解消するものなのでしょうか?
現在は、ベッドサイドで座る訓練をさせています。
御回答宜しく御願いします。

[2004年6月24日 14時38分51秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:47 | 脳神経外科

「嗅覚障害」「味覚障害」

ご心配なことと存じます。

1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。


#1
##1
「1ヶ月前バイク事故を起こし、それから味覚・臭覚が
低下しました。両方とも完全に感じないという訳ではありません。
今まで通りに治すことはできますでしょうか?
また、治す為にどんなことをすればいいでしょうか?」
との事です。



#2
##1
御相談者は「事故」に関して「脳神経外科専門医」を
「御受診」されているのでしょうか。
或は「入院」されたりはされたのでしょうか。

##2
「頭部外傷」による・或は「頭部外傷」が「原因」での
嗅覚障害は「脳挫傷」或は
「外傷「くも膜下出血(tSAH)」といった
重篤な「頭部外傷」以外には起こりえません。

##3
幸いにして「嗅覚障害」の原因が「何であろうと」
「味覚・臭覚が
低下しました。両方とも完全に感じないという訳ではありません。」
と「嗅覚障害」の「症状・症候」が本当に「嗅覚障害」であるならば。

##4
「症状・症候」は「嗅覚障害」としては極めて「軽症」で御座います。

##5
「通常の「嗅覚障害」」は
「味覚・臭覚が
低下しました。両方とも完全に感じないという訳ではありません。」
というような「症状・症候」では御座いません。





#3結論:
##1
「頭部外傷」につき脳CT・MRIの検査が必要で御座います。

##2
御相談者の場合脳CT・MRIで「異常所見」は得られない
可能性が高いです。

##3
とりあえずは「脳神経外科専門医先生」及び「耳鼻科専門医先生」
を御受診されてみては如何でしょうか。

##4
的外れなことを申し上げたかもしれません。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。

##5
御相談者の「症状・症候」の
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。




上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 15時40分12秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 飯田   
1ヶ月前バイク事故を起こし、それから味覚・臭覚が
低下しました。両方とも完全に感じないという訳ではありません。
今まで通りに治すことはできますでしょうか?
また、治す為にどんなことをすればいいでしょうか?

[2004年6月24日 14時50分48秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:45 | 嗅覚障害

「閉鎖[縫合]不全[症]]  「髄膜瘤:ずいまくりゅう」

ご心配なことと存じます。
「新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。」
との事です。
本当に宜しかったですね。

けれども
この御相談者の御記載内容が正しければ
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の可能性が御座います。

通常はお誕生と同時に「診断」がつくはずのものなのです。

頭部の「髄膜瘤:ずいまくりゅう」についての御相談で御座います。
うまくご説明できるとよろしいのですが。

因みに
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
は「外見上鑑別不能」な「5つの同一「病態」」の
「一種」であることを覚えておかれて下さい。
この「5種類」につき下記に順を追って御回答致します。





#1
##1
「生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。」

との事です。



#2
##1
脊椎に「髄膜瘤:ずいまくりゅう」が発生する場合
「脳神経外科専門医」は
「潜在性2分脊椎:spina bifida occluta:SBO」と
「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」と「瘤」よりも
「瘤」が発生している「分断状態」から「病態」を考えます。

##2
これらは広く「中枢神経系」の「閉鎖[縫合]不全[症]]という「病態」で
考えます。

##3
妊娠早期「胎生第4週」で決まります。

##4
脊椎では「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」が
「「髄膜瘤:ずいまくりゅう」に相当致します。



#3
##1
頭部の場合の「閉鎖[縫合]不全[症]]は脊椎と基本的には
同様で御座います。
頭部の場合広く「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]と
呼称致します。

##2
##1ですが「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]は
頻度はずっと脊椎よりは少ないものです。


##3
「頭蓋骨」や「頭蓋底」のどこにも発生致しますが
最も頻度の高いのは「後頭部正中線上」です(Czechら:1995)。

##4
最も「軽症」の「病態」が「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」
最も「重症」の「病態」が「無脳症:anencephaly」という「病態」。

##6
「無脳症:anencephaly」の場合は皮膚も頭蓋骨も硬膜も「欠損」して
「脳組織」が直接「「露出」しているものであり「脳組織」が「ない」わけでは
御座いません。

##7
##4の「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」から
「無脳症:anencephaly」という「両極端」の間に様々な
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]があり
御相談者はこの「病態」を「髄膜瘤:ずいまくりゅう」として
御相談されているものと存じます。


#4
##1
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の様々な「病態」
には「5種類」御座います。
この御説明は省略いたします。

###1
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
###2
「脳瘤:のうりゅう:encephalocele」
###3
「脳髄膜瘤:のうずいまくりゅう:encephalumeningocele」
###4
「脳嚢胞瘤:のうのうほうりゅう:encephalocytocele」
###5
「脳脳嚢髄膜瘤:のうのうほうずいまくりゅう:encephalocystomeningocele」

##2
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の
俗言う「髄膜瘤:ずいまくりゅう」には以上の「5つ」の「病態」
が御座います。

##3
「外見」「概観」からの以上の
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
を鑑別することは全く不可能で御座います。

##4
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]で
眉間の間に発生する「病態」は5%で御座います。
因みに「後頭部」は74%で御座います。

##5
これらの頭部「髄膜瘤:ずいまくりゅう」の「診断」は
頭部X線撮影+脳CTにて鑑別「診断」を致します。

##6
「臨床神経診断学」的には何も「症状・症候」は起こしません。

##7
但し御考えいただければすぐにわかりますが「中身」が外界と
交通したら=「破裂したら」大変なことになります。

##8
「脳神経外科専門医」による手術にて「治療」致します。
嚢胞が破裂して「生まれる」ことも多く「出産」と同時に
手術になることも御座います。

##9
##8より「麻酔科専門医」「産婦人科専門医」
「小児科専門医」「脳神経外科専門医」
が同時に「分娩」=「多くは帝王切開」にあわせて「チーム」を
くんで「泊り込み」になります。

##10
たとえ「瘤」がはれつしていなくても・しそうでなくても
ご両親の気持ちを考えて分娩と同時に手術になります。





#5結論:
##1
「1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?」
=>
「高い」というか
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]であろう
と今の私は考えます。

頭部X線撮影及び脳CTを撮影しなければ確定診断はできません。

10ヶ月「経過観察」されたのが「奇跡」です。

##2
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
=>
「臨床神経診断学」に「症状・症候」は何もでませんが
ご両親が「「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の場合は大変「苦しまれる」ので超早期に手術を致します。

##3
3、手術の可能性はありますか?
=>
御座います。

##4
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?
=>
ありえないないと今の私は考えます。

但し御相談者の御記載内容通りであるとしたら
もっともっと早くに通常は対応されるものであり
10ヶ月の現在生下時手術から10ヶ月経過されすくすくと
生長されているはず。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。



何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 10時24分8秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: kazumi   
生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。

[2004年6月23日 23時37分24秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:01 | 脳神経外科

「髄膜瘤:ずいまくりゅう」

ご心配なことと存じます。
「新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。」
との事です。
本当に宜しかったですね。

けれども
この御相談者の御記載内容が正しければ
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の可能性が御座います。

通常はお誕生と同時に「診断」がつくはずのものなのです。

頭部の「髄膜瘤:ずいまくりゅう」についての御相談で御座います。
うまくご説明できるとよろしいのですが。

因みに
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
は「外見上鑑別不能」な「5つの同一「病態」」の
「一種」であることを覚えておかれて下さい。
この「5種類」につき下記に順を追って御回答致します。





#1
##1
「生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。」

との事です。



#2
##1
脊椎に「髄膜瘤:ずいまくりゅう」が発生する場合
「脳神経外科専門医」は
「潜在性2分脊椎:spina bifida occluta:SBO」と
「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」と「瘤」よりも
「瘤」が発生している「分断状態」から「病態」を考えます。

##2
これらは広く「中枢神経系」の「閉鎖[縫合]不全[症]]という「病態」で
考えます。

##3
妊娠早期「胎生第4週」で決まります。

##4
脊椎では「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」が
「「髄膜瘤:ずいまくりゅう」に相当致します。



#3
##1
頭部の場合の「閉鎖[縫合]不全[症]]は脊椎と基本的には
同様で御座います。
頭部の場合広く「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]と
呼称致します。

##2
##1ですが「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]は
頻度はずっと脊椎よりは少ないものです。


##3
「頭蓋骨」や「頭蓋底」のどこにも発生致しますが
最も頻度の高いのは「後頭部正中線上」です(Czechら:1995)。

##4
最も「軽症」の「病態」が「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」
最も「重症」の「病態」が「無脳症:anencephaly」という「病態」。

##6
「無脳症:anencephaly」の場合は皮膚も頭蓋骨も硬膜も「欠損」して
「脳組織」が直接「「露出」しているものであり「脳組織」が「ない」わけでは
御座いません。

##7
##4の「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」から
「無脳症:anencephaly」という「両極端」の間に様々な
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]があり
御相談者はこの「病態」を「髄膜瘤:ずいまくりゅう」として
御相談されているものと存じます。


#4
##1
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の様々な「病態」
には「5種類」御座います。
この御説明は省略いたします。

###1
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
###2
「脳瘤:のうりゅう:encephalocele」
###3
「脳髄膜瘤:のうずいまくりゅう:encephalumeningocele」
###4
「脳嚢胞瘤:のうのうほうりゅう:encephalocytocele」
###5
「脳脳嚢髄膜瘤:のうのうほうずいまくりゅう:encephalocystomeningocele」

##2
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の
俗言う「髄膜瘤:ずいまくりゅう」には以上の「5つ」の「病態」
が御座います。

##3
「外見」「概観」からの以上の
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
を鑑別することは全く不可能で御座います。

##4
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]で
眉間の間に発生する「病態」は5%で御座います。
因みに「後頭部」は74%で御座います。

##5
これらの頭部「髄膜瘤:ずいまくりゅう」の「診断」は
頭部X線撮影+脳CTにて鑑別「診断」を致します。

##6
「臨床神経診断学」的には何も「症状・症候」は起こしません。

##7
但し御考えいただければすぐにわかりますが「中身」が外界と
交通したら=「破裂したら」大変なことになります。

##8
「脳神経外科専門医」による手術にて「治療」致します。
嚢胞が破裂して「生まれる」ことも多く「出産」と同時に
手術になることも御座います。

##9
##8より「麻酔科専門医」「産婦人科専門医」
「小児科専門医」「脳神経外科専門医」
が同時に「分娩」=「多くは帝王切開」にあわせて「チーム」を
くんで「泊り込み」になります。

##10
たとえ「瘤」がはれつしていなくても・しそうでなくても
ご両親の気持ちを考えて分娩と同時に手術になります。





#5結論:
##1
「1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?」
=>
「高い」というか
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]であろう
と今の私は考えます。

頭部X線撮影及び脳CTを撮影しなければ確定診断はできません。

10ヶ月「経過観察」されたのが「奇跡」です。

##2
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
=>
「臨床神経診断学」に「症状・症候」は何もでませんが
ご両親が「「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の場合は大変「苦しまれる」ので超早期に手術を致します。

##3
3、手術の可能性はありますか?
=>
御座います。

##4
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?
=>
ありえないないと今の私は考えます。

但し御相談者の御記載内容通りであるとしたら
もっともっと早くに通常は対応されるものであり
10ヶ月の現在生下時手術から10ヶ月経過されすくすくと
生長されているはず。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。



何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 10時24分8秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: kazumi   
生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。

[2004年6月23日 23時37分24秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 15:00 | 先天奇形

「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]

ご心配なことと存じます。
「新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。」
との事です。
本当に宜しかったですね。

けれども
この御相談者の御記載内容が正しければ
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の可能性が御座います。

通常はお誕生と同時に「診断」がつくはずのものなのです。

頭部の「髄膜瘤:ずいまくりゅう」についての御相談で御座います。
うまくご説明できるとよろしいのですが。


#1
##1
「生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。」

との事です。



#2
##1
脊椎に「髄膜瘤:ずいまくりゅう」が発生する場合
「脳神経外科専門医」は
「潜在性2分脊椎:spina bifida occluta:SBO」と
「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」と「瘤」よりも
「瘤」が発生している「分断状態」から「病態」を考えます。

##2
これらは広く「中枢神経系」の「閉鎖[縫合]不全[症]]という「病態」で
考えます。

##3
妊娠早期「胎生第4週」で決まります。

##4
脊椎では「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」が
「「髄膜瘤:ずいまくりゅう」に相当致します。



#3
##1
頭部の場合の「閉鎖[縫合]不全[症]]は脊椎と基本的には
同様で御座います。
頭部の場合広く「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]と
呼称致します。

##2
##1ですが「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]は
頻度はずっと脊椎よりは少ないものです。


##3
「頭蓋骨」や「頭蓋底」のどこにも発生致しますが
最も頻度の高いのは「後頭部正中線上」です(Czechら:1995)。

##4
最も「軽症」の「病態」が「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」
最も「重症」の「病態」が「無脳症:anencephaly」という「病態」。

##6
「無脳症:anencephaly」の場合は皮膚も頭蓋骨も硬膜も「欠損」して
「脳組織」が直接「「露出」しているものであり「脳組織」が「ない」わけでは
御座いません。

##7
##4の「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」から
「無脳症:anencephaly」という「両極端」の間に様々な
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]があり
御相談者はこの「病態」を「髄膜瘤:ずいまくりゅう」として
御相談されているものと存じます。


#4
##1
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の様々な「病態」
には「5種類」御座います。
この御説明は省略いたします。

###1
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
###2
「脳瘤:のうりゅう:encephalocele」
###3
「脳髄膜瘤:のうずいまくりゅう:encephalumeningocele」
###4
「脳嚢胞瘤:のうのうほうりゅう:encephalocytocele」
###5
「脳脳嚢髄膜瘤:のうのうほうずいまくりゅう:encephalocystomeningocele」

##2
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の
俗言う「髄膜瘤:ずいまくりゅう」には以上の「5つ」の「病態」
が御座います。

##3
「外見」「概観」からの以上の
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
を鑑別することは全く不可能で御座います。

##4
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]で
眉間の間に発生する「病態」は5%で御座います。
因みに「後頭部」は74%で御座います。

##5
これらの頭部「髄膜瘤:ずいまくりゅう」の「診断」は
頭部X線撮影+脳CTにて鑑別「診断」を致します。

##6
「臨床神経診断学」的には何も「症状・症候」は起こしません。

##7
但し御考えいただければすぐにわかりますが「中身」が外界と
交通したら=「破裂したら」大変なことになります。

##8
「脳神経外科専門医」による手術にて「治療」致します。
嚢胞が破裂して「生まれる」ことも多く「出産」と同時に
手術になることも御座います。

##9
##8より「麻酔科専門医」「産婦人科専門医」
「小児科専門医」「脳神経外科専門医」
が同時に「分娩」=「多くは帝王切開」にあわせて「チーム」を
くんで「泊り込み」になります。

##10
たとえ「瘤」がはれつしていなくても・しそうでなくても
ご両親の気持ちを考えて分娩と同時に手術になります。





#5結論:
##1
「1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?」
=>
「高い」というか
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]であろう
と今の私は考えます。

頭部X線撮影及び脳CTを撮影しなければ確定診断はできません。

10ヶ月「経過観察」されたのが「奇跡」です。

##2
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
=>
「臨床神経診断学」に「症状・症候」は何もでませんが
ご両親が「「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の場合は大変「苦しまれる」ので超早期に手術を致します。

##3
3、手術の可能性はありますか?
=>
御座います。

##4
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?
=>
ありえないないと今の私は考えます。

但し御相談者の御記載内容通りであるとしたら
もっともっと早くに通常は対応されるものであり
10ヶ月の現在生下時手術から10ヶ月経過されすくすくと
生長されているはず。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。



何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 10時24分8秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: kazumi   
生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。

[2004年6月23日 23時37分24秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 14:51 | 先天奇形

頭部  「髄膜瘤:ずいまくりゅう」

ご心配なことと存じます。
「新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。」
との事です。
本当に宜しかったですね。

けれども
この御相談者の御記載内容が正しければ
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の可能性が御座います。

通常はお誕生と同時に「診断」がつくはずのものなのです。

頭部の「髄膜瘤:ずいまくりゅう」についての御相談で御座います。
うまくご説明できるとよろしいのですが。


#1
##1
「生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。」

との事です。



#2
##1
脊椎に「髄膜瘤:ずいまくりゅう」が発生する場合
「脳神経外科専門医」は
「潜在性2分脊椎:spina bifida occluta:SBO」と
「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」と「瘤」よりも
「瘤」が発生している「分断状態」から「病態」を考えます。

##2
これらは広く「中枢神経系」の「閉鎖[縫合]不全[症]]という「病態」で
考えます。

##3
妊娠早期「胎生第4週」で決まります。

##4
脊椎では「嚢胞性2分脊椎:spina bifida cystica:SBC」が
「「髄膜瘤:ずいまくりゅう」に相当致します。



#3
##1
頭部の場合の「閉鎖[縫合]不全[症]]は脊椎と基本的には
同様で御座います。
頭部の場合広く「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]と
呼称致します。

##2
##1ですが「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]は
頻度はずっと脊椎よりは少ないものです。


##3
「頭蓋骨」や「頭蓋底」のどこにも発生致しますが
最も頻度の高いのは「後頭部正中線上」です(Czechら:1995)。

##4
最も「軽症」の「病態」が「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」
最も「重症」の「病態」が「無脳症:anencephaly」という「病態」。

##6
「無脳症:anencephaly」の場合は皮膚も頭蓋骨も硬膜も「欠損」して
「脳組織」が直接「「露出」しているものであり「脳組織」が「ない」わけでは
御座いません。

##7
##4の「潜在性2分頭蓋:cranium bifidum occultum」から
「無脳症:anencephaly」という「両極端」の間に様々な
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]があり
御相談者はこの「病態」を「髄膜瘤:ずいまくりゅう」として
御相談されているものと存じます。


#4
##1
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の様々な「病態」
には「5種類」御座います。
この御説明は省略いたします。

###1
「頭蓋髄膜瘤:ずがいずいまくりゅう:cranial meningocele」
###2
「脳瘤:のうりゅう:encephalocele」
###3
「脳髄膜瘤:のうずいまくりゅう:encephalumeningocele」
###4
「脳嚢胞瘤:のうのうほうりゅう:encephalocytocele」
###5
「脳脳嚢髄膜瘤:のうのうほうずいまくりゅう:encephalocystomeningocele」

##2
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]の
俗言う「髄膜瘤:ずいまくりゅう」には以上の「5つ」の「病態」
が御座います。

##3
「外見」「概観」からの以上の
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
を鑑別することは全く不可能で御座います。

##4
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]で
眉間の間に発生する「病態」は5%で御座います。
因みに「後頭部」は74%で御座います。

##5
これらの頭部「髄膜瘤:ずいまくりゅう」の「診断」は
頭部X線撮影+脳CTにて鑑別「診断」を致します。

##6
「臨床神経診断学」的には何も「症状・症候」は起こしません。

##7
但し御考えいただければすぐにわかりますが「中身」が外界と
交通したら=「破裂したら」大変なことになります。

##8
「脳神経外科専門医」による手術にて「治療」致します。
嚢胞が破裂して「生まれる」ことも多く「出産」と同時に
手術になることも御座います。

##9
##8より「麻酔科専門医」「産婦人科専門医」
「小児科専門医」「脳神経外科専門医」
が同時に「分娩」=「多くは帝王切開」にあわせて「チーム」を
くんで「泊り込み」になります。

##10
たとえ「瘤」がはれつしていなくても・しそうでなくても
ご両親の気持ちを考えて分娩と同時に手術になります。





#5結論:
##1
「1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?」
=>
「高い」というか
「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]であろう
と今の私は考えます。

頭部X線撮影及び脳CTを撮影しなければ確定診断はできません。

10ヶ月「経過観察」されたのが「奇跡」です。

##2
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
=>
「臨床神経診断学」に「症状・症候」は何もでませんが
ご両親が「「頭蓋閉鎖[縫合]不全[症]:cranial dysraphism]
の場合は大変「苦しまれる」ので超早期に手術を致します。

##3
3、手術の可能性はありますか?
=>
御座います。

##4
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?
=>
ありえないないと今の私は考えます。

但し御相談者の御記載内容通りであるとしたら
もっともっと早くに通常は対応されるものであり
10ヶ月の現在生下時手術から10ヶ月経過されすくすくと
生長されているはず。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。



何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月24日 10時24分8秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: kazumi   
生後10ヶ月の息子について相談させて下さい。
生まれた時から泣くと眉間の間が膨れて瘤のようになります。
先日小児科の先生から気になるので脳外科で診て貰うように言われました。
普段は平らで全く目立ちません。只、眉間にシワを寄せる表情をする時、
泣く時にポコンと膨らみます。
瘤は緊満しているものの柔らかで拍動性はありません。
髄膜瘤ではないかと小児科の先生から言われ大変不安になっています。
ネットで調べると脊髄の髄膜瘤に関しての記載は多くあるのですが
頭部の髄膜瘤に関しては殆ど情報がありません。
そこで御相談致したい事がいくつかあります。

1、髄膜瘤の可能性がやはり高いのでしょうか?
2、そうであれば今後予後はどういった経過をたどる事が
  多いのでしょうか?
3、手術の可能性はありますか?
4、今後の子供の発育に障害が起きる危険性はありますか?

早産、新生児仮死で生まれたものの現在の所元気に育っております。
お忙しい中大変恐縮です。どうぞ宜しくお願い致します。

[2004年6月23日 23時37分24秒]
by mmdmsci | 2004-06-24 14:43 | 脳神経外科