カテゴリ:グリオーマ( 4 )

手足のしびれ 

ご心配なことと存じます。



#1
##1
「はじめまして。私は29歳の女性です。

1週間くらい前から、手足の痺れがありきになっています。

痺れと言っても、ピリピリ、チクチクする程度です。
1日中ずっと続いているのではなく、尾ピリピリしたり、
しなかったりします。
場所も手の甲だったり、手首だったり、肘から下全体だったり。
足の場合もその時によってピリピリする場所が変わります。

日常生活に支障があり訳ではありませんが、
1週間続いてるので、気になります。

病院に行ったほうがいいのでしょうか?
その場合は何かを受診すればいいのでしょうか?」
との事です。





#2
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
という「頭痛系の「病態」」が御座います。

##2
この「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
では「頭痛系の「症状・症候」」以外の。

##3
「緊張型しびれ(あだ名です)」「「緊張型ぴくつき(あだ名です)」
「緊張型めまい」(あだ名です)などの
「症状・症候」でくるので有名です。

##4
けれども「手足の「しびれ感」」は明らかに
「頭痛系の「症状・症候」」という訳では毛頭ありませんから。

##5
御相談者に「肩こり・頸こり・背中こり」」等の
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
に特有な「症状・症候」があるか否かを
伺わねばなりません。

##6
御相談者は元来
「頭痛」の他に「肩こり・頸こり・背中こり」」を御持ではないでしょうか。

##7
もしも「肩こり・頸こり・背中こり」」などをお持ちであれば
御相談者は「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
をお持ちであり。

##8
手足の「しびれ感」は
「緊張型しびれ(あだ名です)」ということになります。

##9
ここで
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」

「機能性頭痛」の「一種」なので#3に
「機能性頭痛」につき簡単にご説明致します。




#3
##1
「頭痛系の疾患」で「機能性頭痛」には
「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等があります。

##2
「機能性頭痛」といわれる「頭痛」の一群は各々の
「機能性頭痛」の「成分」がよく混じり合います。

##3
「機能性頭痛」とは「「中枢神経系の「器質的疾患」
(脳腫瘍や脳血管障害等)」などによる「症候性頭痛」
でなない「頭痛」を呼称致します。

##4
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
は「頭痛系の「症状・症候」」以外で「症状・症候」
がでやすく極めて正診断率の大変低い「疼痛系の「「病態」」」でございます。






#4
##1
「緊張型」は正診断率の大変低い「頭痛系の「病態」」でございます。

##2
「耳鼻科疾患」「自律神経失調症」「メニエル症候群」
「更年期障害」「頚椎の疾患」「うつ状態・うつ病」・
「心療内科の疾患」等ととよく間違えられます。

##3
意味も無く「疲労ですね」或いは「ストレスですね」
等と医師より図らずともいわれてしまう病態でも御座います。

##4
一番困るのは「頚椎の疾患」と間違われることです。

##5
「緊張型しびれ(あだ名です)」の場合
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「治療戦略」を用います。

##6
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。

##7
もしも御相談者に「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」がお強い様であれば。
「肩こり・頸こり・背中こり」」を主訴とされ「しびれ感」を「副」として。

##8
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」
の先生を御受診されると宜しいと今の私は考えます。

##9
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴を「補足1」に。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「症状・症候」発生の時間依存性を「補足2」に。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「緊張型しびれ(あだ名です)」を「補足3」に
御記載致します。






#5結論:
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
に伴う「緊張型しびれ(あだ名です)」
であると今の私は考えます。

##2
「肩こり・頸こり・背中こり」」を主訴とされ
「しびれ感」を「副」として。

##3
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」
の先生を御受診されると宜しいと今の私は考えます。

##4
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも
「頭痛系の疾患」が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいませ。

##5
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1-2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。





以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。




「補足1おわり」

++「補足2」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「緊張型頭痛」或は「緊張型頭痛」或は
「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には「症状・症候」発現に時間・曜日・月などの
時間帯依存性が御座います。
これらを下記に記載いたします。

##1
2月・6-7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##2
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。

##3
(土)(日)が休日ではなく窮日になり
「週末頭痛・週末症候群」の状態になります。

##4
よく土日に「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」でたまりかねて
「救急車騒ぎ」をおこさることが御座います。

##5
早朝もしくは朝の起床時に30分以内に
「症状・症候」の増悪することが多いものです。
##6
よく「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」
でたまりかねて「救急車騒ぎ」をおこされます。

##7
午後「眠くて致し方がない」「症状・症候」できます。

##8
11月ー12月に「しびれ感」が
上肢或は下肢におきたり「ふわふわ感」が起きたり致します。

##9
皮肉なことに俗に言う風邪をひかれた後に「症状・症候」
が発現して「診断」がつかないことが御座います。

##10
「細菌性気管支炎
或は「反復性上気道感染」をおこされ
「無菌性髄膜炎」と診断されることが稀ならずあります。

##11
##10ならずとも「耳鼻の奥の「閉塞感」」の
「症状・症候」が発生することもあり
「耳鼻科専門医先生」で「御診断」が付かないことが
多いものです。

上記は「緊張型」の不思議だが
重用な「時間・曜日・月依存性傾向」の特徴です。



「補足2おわり」
++「補足3」++++++++++++++++++++++++++++++++++++



しびれがあるとのことですが。
下記については如何でしょうか。

「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
では「特有な「しびれ感」」が「症状・症候」としてでます。


##1
手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)に
絵に書いたような「しびれ感」があるのが特徴ですが如何でしょう。

##2
まずほかの手指には来ません。

##3
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います。
如何でしょう。

##4
また手のひらが赤く霜「降り状」の白い斑点がないでしょうか。


##5
これらの「症状・症候」は朝方強いという特徴
が御座います。

##6
この「しびれ感」は
「頚椎の病気(「頚椎症」とか頚椎椎間板ヘルニア)」
が原因と間違われることが多くこの場合は厄介です。

##7
皮肉なことに脳MRIから
「脳神経外科専門医」の疾患である
「キアリ・アーノルド奇形」
「脊椎空洞症」等と間違われることがあります。

##8
上肢に「しびれ感」のある患者さんは下肢にも
また下肢に「しびれ感」のある患者さんじは下肢にも「しびれ感」の
有ることが多いものです。

##9
下肢の「しびれ感」の場合は足指の親指・薬指の根元、
・足の甲(足背部)・踝・外側大腿に「しびれ」がきます。

##10
下肢の「しびれ感」の場合膝の裏が「糊付けされたような」
「張り紙様の硬さで「張って」いることが多いものです。

##11
おおくの場合「末梢循環障害」とりわけ「下肢静脈還流不全状態」
で疼痛性歩行障害にいたることが御座います。

##12
またこの「しびれ感」はおかお特に下口唇に「しびれ感」
を併発することが御座います。

##13
また「しびれ感」とも異なるのですが
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の
患者さんは「肘関節」の「甲」のほうに「軽い疼痛」があるのが
特徴でも御座います。



「補足3おわり」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年12月16日 15時6分9秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*



はじめまして。私は29歳の女性です。

1週間くらい前から、手足の痺れがありきになっています。

痺れと言っても、ピリピリ、チクチクする程度です。
1日中ずっと続いているのではなく、尾ピリピリしたり、
しなかったりします。
場所も手の甲だったり、手首だったり、肘から下全体だったり。
足の場合もその時によってピリピリする場所が変わります。

日常生活に支障があり訳ではありませんが、
1週間続いてるので、気になります。

病院に行ったほうがいいのでしょうか?
その場合は何かを受診すればいいのでしょうか?

[2004年12月16日 14時47分56秒]
by mmdmsci | 2004-12-23 12:43 | グリオーマ

星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。

ご心配なことと存じます。
お力落としのことと存じます。

「悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。」
との事です。

お力落としのことと存じます。




#1
##1
「34歳女性です。
お忙しいところを御相談頂けますか。
私の親しい友人(32歳女性)が先月に市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。

星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。
急ぎませんのでお時間のあるときにご解答いただければ結構です。
是非山本先生のご意見を伺いたいと思いまして。
よろしくおねがいいたします。」
との事です。



#2
##1
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」は「中枢神経系」の
「神経細胞」以外の「構成細胞」である
「神経膠細胞:しんけいこうさいぼう:glia:グリア」の一種の。

##2
「神経膠細胞:しんけいこうさいぼう:glia:グリア」の
「astrocyte:アストロサイト」を「起源」として発生する
「グリオーマ(gloma)」といわれる「範疇:はんちゅう」の
「脳腫瘍」で御座います。

##3
「グリオーマ(gloma)」は「脳腫瘍」であり「悪性脳腫瘍」で
御座います。

##4
ご友人の
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」=2
も「グリオーマ(gloma)」であり
「悪性脳腫瘍」で御座います。




#3
##1
「星細胞膠腫:astrocytoma(アストロサイトーマ)」
にもさまざまな種類があります。

##2
「乏突起神経膠腫:oligodendro-glioma」は多くの場合
「mixed oligo-astrocytoma:混合乏突起神経膠腫星細胞膠腫」の形を
とります。

##3
近代「脳腫瘍」の分類は「Bailey and Cushing:ベイリー・クシング:1926」
の分類を用いて基本的な名称が「脳腫瘍」につけられています。

##4
「Bailey and Cushing:ベイリー・クシング:1926」分類とは
「中枢神経系」構成細胞から各々の「脳腫瘍」が発生するという
ものです。

##5
「分類」が78年経過した現在も「ゆるぎないもの」として
「神経病理学」の世界では「不動の位置」を占めています。

##6
また「glioma(グリオーマ)」には「病理組織検査診断」の「組織形態」
に基づいた
「Gr(グレード)」 0-4という「悪性度」の分類が御座います。




#4
##1
「私の親しい友人(32歳女性)が先月に
市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。」
との事です。

##2
すでに手術もすまされて「「病理組織検査」による「病理組織診断」
にてまた「Gr(グレード)」 0-4という「悪性度」の分類のうちの
「Gr(グレード)」2ということであろうと推察致します。

##3
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」
「Gr(グレード)」2は
「low grade glioma:ロウ・グレード・グリオーマ」とも
呼称されます。

##4
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2は
「benign glioma:良性グリオーマ」とも呼称されますが。

##5
##4は「脳神経外科専門医」でも「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)
が用いる「用語」であり誤解を招くので
「一般「脳神経外科専門医」」や「御家族」への「御説明」には
用いるべきでは御座いません。

##6
「星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。」
との事です。
上記御回答致しました。
うまくご説明できているとよろしいのですが。




#5
##1
「星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。」
との事です。

##2
「場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。」
との事です。

##3
ご友人の場合すでに「開頭手術」は済まされていると
推察致します。

##4
「場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。」

「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2
であれば。

##5
右前頭葉で「グリオーマ(gloma)」の
「運動領野:うんどうりょうや」に「浸潤」がないのであれば
「右前頭葉」を「摘出」致します。

##6
そして「化学療法」「放射線療法」「免疫療法」を「開頭手術」後に
施行致します。
この「グリオーマ(gloma)」の「治療戦略」を
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」と呼称し
広く「悪性腫瘍」「治療戦略」の「原理」となっています。



#6
##1
「また治るものなのでしょうか。」
との事です。

##2
「悪性脳腫瘍」は
「相対生存率」=
「年齢により瞬間死亡率が異なるので「生命表理論」で計算する「生存率」」
で「「治療戦略」の「効果」を判定いたします。

##3
「32歳」で
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2

上記の様な「右前頭葉の摘出」が行なわれ
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」が上手く
施行されていれば
10年生存率はほぼ100%ではないでしょうか。




#7結論:
##1
「私の親しい友人(32歳女性)が先月に
市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。」
との事です。

##2
上記可能な限り御回答致しました。



##3
ただひとつ御相談者に覚えておかれておいて頂きたいことは
「脳神経外科専門医」といっても「悪性脳腫瘍」のトレーニングを
つまれた「脳神経外科専門医」先生は極めて少ないということで
御座います。


##4
外見からもしくは「脳神経外科専門医」肩書き
だけで「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)
か否かは全く判りません。


##5
大学病院の「脳神経外科」でも
「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)が皆無の
御施設も御座います。


##6
「脳神経外科専門医」であられても概ね50%は脳腫瘍のとりわけ
「グリオーマ(gloma)」の治療が苦手な先生がいらっしゃるという
ことを覚えておかれて下さいませ。


##7
このような御回答しかできなくて御免なさい。
申し訳御座いません。

##8
御友人の一刻も早い御相談者の「症状・症候」の寛解の得られること・
一刻も早い「症状・症候」のご回復を心より御祈り申し上げます。






上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年7月15日 11時59分23秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: なでしこ   
34歳女性です。
お忙しいところを御相談頂けますか。
私の親しい友人(32歳女性)が先月に市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。

星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。
急ぎませんのでお時間のあるときにご解答いただければ結構です。
是非山本先生のご意見を伺いたいと思いまして。
よろしくおねがいいたします。

[2004年7月14日 19時59分0秒]
by mmdmsci | 2004-08-12 14:56 | グリオーマ

「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」

ご心配なことと存じます。
下記順を追って御回答致します。



#1
##1
「グリオブラストーマについての
早々の回答をいただき、ありがとうございました。
申し訳ないのですが、また質問させてください。

放射線をやめたら不快症状はなくなるとのことですが
30回目の最終日の翌日は、
もう放射線前の感じなのでしょうか?
それから、放射線治療は、残ってる腫瘍の成長を抑える、
ってことだけなのでしょうか?
それとも、多少でも状態が良くなることを期待しても
いいのでしょうか?

旅行のことですが、退院から80日以内が最適、
なのか、手術から80日以内が最適なのか、
80日の中でも前半のほうがベストなのか・・・

そして、とても素人ならではの質問だとは思いますが
前々から、気になってる質問です。
80日で元通りの大きさにもどるなら
極端に言えば、80日おきに手術をしたら・・・
と、考えてしまいます。
どうなんでしょうか?

そして最後に、お正月のことや、
来年4月の金婚式の段取りを考えている母なのですが
一年後生存率50%が厳しいという母の場合
もちろん直接看ていないので
統計的なものになってしまうと思いますが
あとどのくらい生きられるのでしょうか・・・?
ボケと似た状態になると聞いていますが
そこまで行くのはすぐのことなのですか?

入院から手術、そして現在に至るまでに
目に見えるほどに症状が悪くなっています。

何度もすいません。
よろしくお願いします。」
との事です。



#2
##1
「放射線をやめたら不快症状はなくなるとのことですが
30回目の最終日の翌日は、
もう放射線前の感じなのでしょうか?」
との事です。

##2
「放射線療法」による「放射線宿酔:しゅくすい」に関しては
累積線量40Gy(グレイ)ー60Gy(グレイ)の
「放射線療法」が終了したときには「放射線宿酔:しゅくすい」は
ないはずで御座います。

##3
但しお母様の
「glioblastoma multiforme:多型性神経膠芽腫:
たけいせいしんけいこうがしゅ」
の場合は発生と同時に
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の周囲の
「脳組織」には著しい「脳浮腫」が発生いたします。

##4
この「脳浮腫」に拮抗できる「治療戦略」をたてても
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」のほうが
強くて「脳浮腫」を制御できないことも御座います。




#3
##1
「それから、放射線治療は、残ってる腫瘍の成長を抑える、
ってことだけなのでしょうか?
それとも、多少でも状態が良くなることを期待しても
いいのでしょうか?」
との事です。

##2
「グリオーマ(gloma)」に対する「放射線療法」の「作用機序」には
###1
「殺細胞作用;さつさいぼうさよう」
###2
「細胞停止作用:さいぼうていしさよう」
###3
「血管壊死作用:けっかんえしさよう」
の「3種類」があります。

##3
「放射線治療専門医」先生と「脳神経外科専門医」であられる
「お受けもちの先生」が「治療戦略」として
「どの「効果」を「ねらわれているか」
が判断できません。

##4
「それから、放射線治療は、残ってる腫瘍の成長を抑える、
ってことだけなのでしょうか?」との事ですが。

##5
「放射線療法」にて「腫瘍の生長を抑える」ということが
できれば「放射線療法」としては大大成功です。

##6
「それとも、多少でも状態が良くなることを期待しても
いいのでしょうか?」との「意味」がよく判りません。
申し訳御座いません。

##7
「放射線療法」の標的は
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」
の「細胞或いは組織の血管」
に対してですから「全身療法」では御座いません。

##7
けれども当然ながら
「放射線療法」が奏功して
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」
の容積が「縮小」しえたのであれば当然「悪性脳腫瘍」が
ちいさくなるわけだから。

##8
「臨床神経診断学的「症状・症候」」
は軽快致します。

##9
「放射線療法」は照射をしてみなければ「結果」の予測は
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の場合
照射前或は途中では不可能で御座います。




#4
##1
「旅行のことですが、退院から80日以内が最適、
なのか、手術から80日以内が最適なのか、
80日の中でも前半のほうがベストなのか・・・」
との事です。

##2
当然のことながら
ご退院から早ければ早いほど宜しいのではないでしょうか。




#5
##1
「そして、とても素人ならではの質問だとは思いますが
前々から、気になってる質問です。
80日で元通りの大きさにもどるなら
極端に言えば、80日おきに手術をしたら・・・
と、考えてしまいます。
どうなんでしょうか?」
との事です。

##2
「脳神経外科専門医」の扱う「病態」の「手術の難易度」は様々であろう
と思います。

##3
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の
「開頭手術」の難易度は「超最高級難易度」です。

##4
「脳浮腫」による脳圧亢進のつよい
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の場合
はいずれも「開頭手術」にて「骨弁」をはずすときに。
「麻酔科専門医先生」に必ず「合図」を「脳神経外科専門医」は致します。

##5
これは「脳浮腫」により「頭蓋内圧亢進」が当然である
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の
「開頭手術」の「開頭」の作業のみで。

##6
「開頭手術」による「骨弁除去」作業による
「頭蓋内圧」の低下と同時に
「一気に血圧が下降」して
とんでもないことになるからなのです。

##6
また
「開頭手術」はしたはよいが「脳組織」がどんどん盛り上がってきて
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」
には到達できないどころか
「皮膚の縫合」すらも盛り上がった「脳組織」により
不可能に陥ることもあります。

##7
##6のようなとき「脳組織」をどんどん捨て去る「内減圧」という
手法を用いることになります。

##8
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の場合
「開頭手術」を機に「一気に状態の悪化」あうることもあります。

##9
御相談者も「お受けもちの先生」から手術前に「手術の説明」でお話し
をきかれていらっしゃるはずで御座います。


##10
「極端に言えば、80日おきに手術をしたら・・・」との事ですが。

##11
連続「全身麻酔」は極めて「危険」なものなのです。
「脳神経外科専門医」が希望しても「麻酔科専門医」先生が
許可しないと今の私は考えます。





#6
##1
「そして最後に、お正月のことや、
来年4月の金婚式の段取りを考えている母なのですが
一年後生存率50%が厳しいという母の場合
もちろん直接看ていないので
統計的なものになってしまうと思いますが
あとどのくらい生きられるのでしょうか・・・?
ボケと似た状態になると聞いていますが
そこまで行くのはすぐのことなのですか?

入院から手術、そして現在に至るまでに
目に見えるほどに症状が悪くなっています。」
との事です。

##2
この御相談に関しては全く皆目見当もつきません。
御回答限界で御座います。

##3
ただひとえに
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」とは
「本当に悪性」の「悪性脳腫瘍」であることを念頭に置かれて下さい。

##4
私自信「悪性脳腫瘍」が専門なので
お話しする資格はあるとおもいますが。

##5
「glioblastoma multiforme:多型性神経膠芽腫:
たけいせいしんけいこうがしゅ」
はどうしようもないほど「悪性」の「悪性脳腫瘍」で御座います。

##6
それでも「悪性脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)は
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」を
治そうと頑張るわけなのです。





#7結論:
##1
上記御回答致しました。

##2
的外れな御回答であればお許し下さい。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。


















補足:
前回の御相談と御回答は下記の通りでございました(一部)(+++以下)。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ご心配なことと存じます。
これはお大変でしたね。






#1
##1
「はじめて相談させていただきます。
患者は、私の姑で、71才、女性です。
5月くらいから足のふらつきがあり、
最初は年のせいかと思っていたものの
だんだんひどくなるので、7月初旬に
脳のCTをとったところ、即入院。
脳腫瘍との診断を受けました。
カテーテル検査の後、私たちに
”悪性の可能性が強い”といわれ
手術後、小脳にグリオブラストーマという腫瘍があり
脳腫瘍の中でも最悪の腫瘍です。
との診断をされました。

一年後生存率、50%、とはいえ、これもかなり厳しいと
言われました。

相談したいのは、
旅行が大好きだった母を、家族みんなでもう一度
どこかに連れて行ってあげたいのですが
担当医は、今月いっぱい放射線治療をしたら退院なので
その直後が一番安定しているはず。
そのあとは、たぶん下降線になると思う。
安定しているときに是非連れて行ってあげて。
とのことでした。

放射線が昨日からなので、まだ何も症状が出ていないのですが
5日後くらいから吐き気等、出てくるようですが、
そういう症状は、放射線をやらなくなって
何日後くらいになくなるものなのでしょうか?

それから、医師のいう、しばらく安定している、
という期間は、おおよそ、どのくらいなのでしょうか?

ただただ長くなり、情報がうまく伝わったかわかりませんが
よろしくお願いします。」
との事です。




#2
##1
「悪性脳腫瘍」である
「glioma(グリオーマ)」には「病理組織学的分類」なのですが
「Gr(グレード)」 1-4という「悪性度」の分類が御座います。

##2
「glioma(グリオーマ)」でもGr(グレード)1・2を
「low grade glioma:ロウ・グレード・グリオーマ」或は
あまりよい呼称ではないのですが
「benign glioma:良性グリオーマ」とも呼称されます。

##3
「glioma(グリオーマ)」でもGr(グレード)3・4のものを
「high grade glioma:ハイ・グレード・グリオーマ」と
呼称致します。

##3
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」とは
この「high grade glioma:ハイ・グレード・グリオーマ」の中でも
最悪性の
「Gr(グレード)4」のもので御座います。

##4
「神経病理学的」には「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」
は正確には
「glioblastoma multiforme:多型性神経膠芽腫:たけいせいしんけいこうがしゅ」
と呼称致します。

##4
「成長解析」という「悪性腫瘍」の「治療戦略」の学問がありますが
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の場合。

##5
「手術」にて「3log kill=スリーログ・キル」=99・9%摘出
しても

##6
=0.1%腫瘍が残っていても「80日間」で
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」は元の
「おおきさ」に戻ります(T.Hoshinoら)。

##7
##6のために「手術」+化学療法+放射線療法という
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」が必要になります。





#3
##1
「一年後生存率、50%、とはいえ、これもかなり厳しいと
言われました。」との
「お受けもちの先生」の御言葉も
#2のような「観点」からです。

##2
お母様の年齢は「71才、女性です。」との事ですから
すでに「高齢」で御座います。

##3
「1歳」のお子様の「生存率」とは
「生命表:life table」からして既に異なるわけです。

##4
##3のような「生命表:life table」からみて
計算しなおした「生存率」を「相対生存率:そうたいせいぞんりつ」
と呼称して「悪性脳腫瘍」の「生存率」として予後の指標に用います。

##4
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」の場合
「相対生存率:そうたいせいぞんりつ」で
「1年生存率」は確かに「50%」くらいです。





#4
##1
「旅行が大好きだった母を、家族みんなでもう一度
どこかに連れて行ってあげたいのですが
担当医は、今月いっぱい放射線治療をしたら退院なので
その直後が一番安定しているはず。
そのあとは、たぶん下降線になると思う。
安定しているときに是非連れて行ってあげて。
とのことでした。」
との事です。

##2
切れ味鋭い立派な「脳神経外科専門医」の「お受けもちの先生」を
もたれて本当に宜しかったです。

##3
本当にご退院直後が「最も安定されていらっしゃる」
と今の私は考えます。



#5
##1
「放射線が昨日からなので、まだ何も症状が出ていないのですが
5日後くらいから吐き気等、出てくるようですが、
そういう症状は、放射線をやらなくなって
何日後くらいになくなるものなのでしょうか?」
との事です。

##2
「放射線治療」は週5日間毎日施行し通常であれば
毎日「2Gy(グレイ)」
という「吸収線量」を照射いたします。

##3
お母様の場合「累積線量」で60Gy(グレイ)か40Gy(グレイ)を
照射されるでしょうから

##4
60Gy(グレイ)の場合6週間40Gy(グレイ)の場合で4週間で
「放射線治療」は修了されるはずです。

##5
「放射線治療」による「放射線宿酔:ほうしゃせんしゅくすい」が
最も強くなるのは2週目ー3週目ボーダーです。

##6
「放射線治療」終了後に「放射線宿酔:ほうしゃせんしゅくすい」が
残ることはありえません。

##7
因みに
頭蓋骨の「骨髄」は5%くらいですから「放射線治療」による
骨髄抑制を心配される必要は御座いません。

##8
「化学療法」を施行された場合は(必要なのですが)
骨髄抑制は来たしえますが回復されえるはずです。




#6
##1
「それから、医師のいう、しばらく安定している、
という期間は、おおよそ、どのくらいなのでしょうか?」
との事です。

##2
先ほど「生長解析:cell kinetics:せいちょうかいせき」のところで
「80日」という数字をお出しいたしました。

##3
この「80日」が安定している期間とお考えいただけますか。

##4
勿論「ご退院」のあと「不安定」=
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」が再増殖を
はじめても。

##5
「放射線治療」の追加と「化学療法」の追加などの
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」にて
しのげることはしのげます。




#7結論:
##1
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」は
高齢者に多い[脳腫瘍]の「3つ」のなかの「一種」で
御座います。

##2
「旅行が大好きだった母を、家族みんなでもう一度
どこかに連れて行ってあげたいのですが
担当医は、今月いっぱい放射線治療をしたら退院なので
その直後が一番安定しているはず。
そのあとは、たぶん下降線になると思う。
安定しているときに是非連れて行ってあげて。
とのことでした。」
との判断をされる「お受けもちの先生」は
大変切れ味鋭い御優秀な「脳神経外科専門医先生」で
いらっしゃると今の私は考えます。

##3
「「gliblastoma(グリオブラスとーマ):神経膠芽腫」
などに負けずに
お母様もご家族も頑張られて下さいますように。

##4
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年8月10日 10時8分58秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 嫁   
はじめて相談させていただきます。
患者は、私の姑で、71才、女性です。
5月くらいから足のふらつきがあり、
最初は年のせいかと思っていたものの
だんだんひどくなるので、7月初旬に
脳のCTをとったところ、即入院。
脳腫瘍との診断を受けました。
カテーテル検査の後、私たちに
”悪性の可能性が強い”といわれ
手術後、小脳にグリオブラストーマという腫瘍があり
脳腫瘍の中でも最悪の腫瘍です。
との診断をされました。

一年後生存率、50%、とはいえ、これもかなり厳しいと
言われました。

相談したいのは、
旅行が大好きだった母を、家族みんなでもう一度
どこかに連れて行ってあげたいのですが
担当医は、今月いっぱい放射線治療をしたら退院なので
その直後が一番安定しているはず。
そのあとは、たぶん下降線になると思う。
安定しているときに是非連れて行ってあげて。
とのことでした。

放射線が昨日からなので、まだ何も症状が出ていないのですが
5日後くらいから吐き気等、出てくるようですが、
そういう症状は、放射線をやらなくなって
何日後くらいになくなるものなのでしょうか?

それから、医師のいう、しばらく安定している、
という期間は、おおよそ、どのくらいなのでしょうか?

ただただ長くなり、情報がうまく伝わったかわかりませんが
よろしくお願いします。

[2004年8月10日 9時14分0秒]







++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年8月12日 10時35分38秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 嫁   
グリオブラストーマについての
早々の回答をいただき、ありがとうございました。
申し訳ないのですが、また質問させてください。

放射線をやめたら不快症状はなくなるとのことですが
30回目の最終日の翌日は、
もう放射線前の感じなのでしょうか?
それから、放射線治療は、残ってる腫瘍の成長を抑える、
ってことだけなのでしょうか?
それとも、多少でも状態が良くなることを期待しても
いいのでしょうか?

旅行のことですが、退院から80日以内が最適、
なのか、手術から80日以内が最適なのか、
80日の中でも前半のほうがベストなのか・・・

そして、とても素人ならではの質問だとは思いますが
前々から、気になってる質問です。
80日で元通りの大きさにもどるなら
極端に言えば、80日おきに手術をしたら・・・
と、考えてしまいます。
どうなんでしょうか?

そして最後に、お正月のことや、
来年4月の金婚式の段取りを考えている母なのですが
一年後生存率50%が厳しいという母の場合
もちろん直接看ていないので
統計的なものになってしまうと思いますが
あとどのくらい生きられるのでしょうか・・・?
ボケと似た状態になると聞いていますが
そこまで行くのはすぐのことなのですか?

入院から手術、そして現在に至るまでに
目に見えるほどに症状が悪くなっています。

何度もすいません。
よろしくお願いします。

[2004年8月11日 23時58分25秒]
by mmdmsci | 2004-08-12 11:42 | グリオーマ

星細胞膠腫 アストロサイトーマ グリオーマ

ご心配なことと存じます。
お力落としのことと存じます。

「悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。」
との事です。

お力落としのことと存じます。




#1
##1
「34歳女性です。
お忙しいところを御相談頂けますか。
私の親しい友人(32歳女性)が先月に市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。

星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。
急ぎませんのでお時間のあるときにご解答いただければ結構です。
是非山本先生のご意見を伺いたいと思いまして。
よろしくおねがいいたします。」
との事です。



#2
##1
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」は「中枢神経系」の
「神経細胞」以外の「構成細胞」である
「神経膠細胞:しんけいこうさいぼう:glia:グリア」の一種の。

##2
「神経膠細胞:しんけいこうさいぼう:glia:グリア」の
「astrocyte:アストロサイト」を「起源」として発生する
「グリオーマ(gloma)」といわれる「範疇:はんちゅう」の
「脳腫瘍」で御座います。

##3
「グリオーマ(gloma)」は「脳腫瘍」であり「悪性脳腫瘍」で
御座います。

##4
ご友人の
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」=2
も「グリオーマ(gloma)」であり
「悪性脳腫瘍」で御座います。




#3
##1
「星細胞膠腫:astrocytoma(アストロサイトーマ)」
にもさまざまな種類があります。

##2
「乏突起神経膠腫:oligodendro-glioma」は多くの場合
「mixed oligo-astrocytoma:混合乏突起神経膠腫星細胞膠腫」の形を
とります。

##3
近代「脳腫瘍」の分類は「Bailey and Cushing:ベイリー・クシング:1926」
の分類を用いて基本的な名称が「脳腫瘍」につけられています。

##4
「Bailey and Cushing:ベイリー・クシング:1926」分類とは
「中枢神経系」構成細胞から各々の「脳腫瘍」が発生するという
ものです。

##5
「分類」が78年経過した現在も「ゆるぎないもの」として
「神経病理学」の世界では「不動の位置」を占めています。

##6
また「glioma(グリオーマ)」には「病理組織検査診断」の「組織形態」
に基づいた
「Gr(グレード)」 0-4という「悪性度」の分類が御座います。




#4
##1
「私の親しい友人(32歳女性)が先月に
市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。」
との事です。

##2
すでに手術もすまされて「「病理組織検査」による「病理組織診断」
にてまた「Gr(グレード)」 0-4という「悪性度」の分類のうちの
「Gr(グレード)」2ということであろうと推察致します。

##3
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」
「Gr(グレード)」2は
「low grade glioma:ロウ・グレード・グリオーマ」とも
呼称されます。

##4
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2は
「benign glioma:良性グリオーマ」とも呼称されますが。

##5
##4は「脳神経外科専門医」でも「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)
が用いる「用語」であり誤解を招くので
「一般「脳神経外科専門医」」や「御家族」への「御説明」には
用いるべきでは御座いません。

##6
「星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。」
との事です。
上記御回答致しました。
うまくご説明できているとよろしいのですが。




#5
##1
「星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。」
との事です。

##2
「場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。」
との事です。

##3
ご友人の場合すでに「開頭手術」は済まされていると
推察致します。

##4
「場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。」

「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2
であれば。

##5
右前頭葉で「グリオーマ(gloma)」の
「運動領野:うんどうりょうや」に「浸潤」がないのであれば
「右前頭葉」を「摘出」致します。

##6
そして「化学療法」「放射線療法」「免疫療法」を「開頭手術」後に
施行致します。
この「グリオーマ(gloma)」の「治療戦略」を
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」と呼称し
広く「悪性腫瘍」「治療戦略」の「原理」となっています。



#6
##1
「また治るものなのでしょうか。」
との事です。

##2
「悪性脳腫瘍」は
「相対生存率」=
「年齢により瞬間死亡率が異なるので「生命表理論」で計算する「生存率」」
で「「治療戦略」の「効果」を判定いたします。

##3
「32歳」で
「星細胞膠腫:アストロサイトーマ:astrocytoma」「Gr(グレード)」2

上記の様な「右前頭葉の摘出」が行なわれ
「集学的治療:multi-disciplinary therapy」が上手く
施行されていれば
10年生存率はほぼ100%ではないでしょうか。




#7結論:
##1
「私の親しい友人(32歳女性)が先月に
市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。」
との事です。

##2
上記可能な限り御回答致しました。



##3
ただひとつ御相談者に覚えておかれておいて頂きたいことは
「脳神経外科専門医」といっても「悪性脳腫瘍」のトレーニングを
つまれた「脳神経外科専門医」先生は極めて少ないということで
御座います。


##4
外見からもしくは「脳神経外科専門医」肩書き
だけで「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)
か否かは全く判りません。


##5
大学病院の「脳神経外科」でも
「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)が皆無の
御施設も御座います。


##6
「脳神経外科専門医」であられても概ね50%は脳腫瘍のとりわけ
「グリオーマ(gloma)」の治療が苦手な先生がいらっしゃるという
ことを覚えておかれて下さいませ。


##7
このような御回答しかできなくて御免なさい。
申し訳御座いません。

##8
御友人の一刻も早い御相談者の「症状・症候」の寛解の得られること・
一刻も早い「症状・症候」のご回復を心より御祈り申し上げます。






上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年7月15日 11時59分23秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: なでしこ   
34歳女性です。
お忙しいところを御相談頂けますか。
私の親しい友人(32歳女性)が先月に市立病院星で星細胞膠腫グレード2と診断されました。
場所は大脳の右の前頭葉で2cmくらいのおおきさだそうです。
悪性脳腫瘍とのことでとても悲しんでいます。

星細胞膠腫とはどのような脳腫瘍なのでしょうか。また治るものなのでしょうか。
急ぎませんのでお時間のあるときにご解答いただければ結構です。
是非山本先生のご意見を伺いたいと思いまして。
よろしくおねがいいたします。

[2004年7月14日 19時59分0秒]
by mmdmsci | 2004-07-15 13:39 | グリオーマ