カテゴリ:ワレンベルグ症候群( 1 )

右延髄外側梗塞:みぎえんずいがいそくこうそく

ご心配なことと存じます。


御相談者のご指摘の
「大動脈解離性の脳幹梗塞」
とは。

「臨床神経診断学」上からは正確には
「「Wallenberg症候群:ワレンベルク症候群」=
「延髄外側症候群」=

「右後下小脳動脈:みぎこうかしょうのうどうみゃく
の右椎骨動脈「起始部」」閉塞による
「右延髄外側梗塞:みぎえんずいがいそくこうそく」
で御座います。



#1
##1
「めて相談させていただきます。
46歳の男性です。
昨年12月に、大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。
いま2か月に1回薬(パナルジン)をもらうために、受診している主治医は、痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。
痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。
気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。

この痛みから開放される手立てがあれば、ぜひ、ご教授ください。必要であれば、
お尋ねします。
どうぞ、よろしくお願い申しあげます。」
との事です。




#2
##1
「大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。」との「症状・症候」からは。

##2
典型的な「知覚型」の
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」
で御座います。

##3
「障害側の顔面」の「温・痛覚障害」と「反対側の四肢」の「温・痛覚障害」を
来たします。

##4
「椎骨動脈;ついこつどうみゃく:VA」が
「後下小脳動脈:posterior inferior cerebellar artery:PICA:パイカ」
という動脈の「分岐部付近」で閉塞されると
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」が出現して。

##5
閉塞した動脈の同側の「顔の「温・痛覚障害」」と
「反対側の四肢の「温・痛覚障害」」が出現して患者さんを苦しめます。



#3
##1
「気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。」
との事です。

##2
「温・痛覚障害」であるために「外気温」により影響され
「痛覚」過敏の状態にも至ります。

##3
「中枢性疼痛」であるために「鎮痛剤」が奏功致しません。

##4
「痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。」との「痛み止めの薬」は
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」のことです。

##5
「副作用が強いため、あまり使いたくないとのことです。」
というよりも「「効果」がだしがたい」ので
「お受けもちの先生」は御使いになりがたいのでしょう。



#4結論:
##1
御相談者の御記載内容からは「大動脈解離性の脳幹梗塞」とは。

##2
「ワレンベルグまたは延髄外側症候群:
Wallenberg syndrome or lateral medukkary syndrome」
で御座います。


##3
「右椎骨動脈;ついこつどうみゃく:VA」が
「右後下小脳動脈:posterior inferior cerebellar artery:PICA:パイカ」
という動脈の「右分岐部付近」で閉塞されると発生する「温・痛覚障害」
で御座います。

##4
「痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、
剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。」
というような「疼痛」は「中枢神経系性疼痛」。

##5
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」が
通常用いられますが
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」を
奏功させるにも方法が御座います。


##6
御相談者の「温・痛覚障害」は上記のような「病態」で御座います。

##7
「ペインクリニック」の観点からの「治療戦略」がたたねば
御相談者の痛みは未来永劫にとれません。

##8
「テグレトール:tegretol=carbamazepine:カルバマゼピン」+
「ペインクリニック」の「神経ブロック」を
用いた「治療戦略」が大変奏功いたします。

##9
けれども「ペインクリニック専門医先生」でも
「「Wallenberg症候群:ワレンベルク症候群」=
「延髄外側症候群」=「後下小脳動脈の椎骨動脈「起始部」」閉塞」
による「中枢性疼痛」

が苦手な先生がいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。

[2004年6月20日 10時46分4秒]


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お名前: 痺れるオトコ!   
初めて相談させていただきます。
46歳の男性です。
昨年12月に、大動脈解離性の脳幹梗塞を発症し、後遺症として右顔面、左半身の
痺れに悩まされています。
いま2か月に1回薬(パナルジン)をもらうために、受診している主治医は、痛み
がひどいようであれば痛み止めの薬があるが、副作用が強いため、あまり使いたく
ないとのことです。
痺れと言っても、頬や左わき腹、左手首、左足首等を、剣山でチクチクと刺される
ような継続する痛みがあります。
気温? にも関係があるのでしょうか。ゴールデンウイーク以降の高気温になると
余計に痛みを感じるような気がしています。

この痛みから開放される手立てがあれば、ぜひ、ご教授ください。必要であれば、
お尋ねします。
どうぞ、よろしくお願い申しあげます。

[2004年6月19日 22時46分30秒]
by mmdmsci | 2004-06-20 11:28 | ワレンベルグ症候群