山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題 327


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327記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題327

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脳腫瘍に「罹患」された患者さんご自身の身になって考える。
腰痛の専門医。

「機頭痛系の疾患」で「能性頭痛」には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等
があります。

脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1-2階が病院です。
病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 8ヶ月の娘の頭部外傷  】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)


これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御気持ちは大変よく判ります。



++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「小児頭部外傷」の場合
必ずや
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」されて下さい。

小児にかかわらず
「頭部外傷」には
「意識清明期:lucid nterval:LI:ルシッド・インターバル」
という
「頭はぶつけたが「意識障害」はない」
という「空白の期間」が
あります。

また
乳幼児は「頭部外傷」に際して
成人とはことなり
「3歳のお誕生日」まで硬膜は「頭蓋骨」まで癒着して
おり「硬膜外腔」は原則ありません。
硬膜外血腫は起こしにくい構造になっています。

これが
逆に災いして
「成長骨折:groeing skull fracture」などが
発生致します。

いずれにしても
頭蓋骨も大人と違って薄く軟らかく弾力性に富んでいます。
そのため外力により全体が歪み
頭蓋骨が変形してダービーハット型の骨折を生じたり、
限局性にピンポンボールが凹むような骨折を生じやすい。
けれども
「ポコンと戻ることはありません」
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「骨折」は「骨折」です。

「受傷機転」で「「外力」は大きかった」と
推察されます。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++


#1
##1
「東京都在住の一児の母です。
8ヶ月の娘が、今日(18日)の午前11時半頃、
フローリングの上でお座りをしていてバランスを崩し、
転倒して後頭部を打ちました。

その数秒後、夫が子どもの後頭部を触ったところ、
「ぺこん」とへこんでいた箇所が、戻ってきた
のを感じたそうです。

娘は、転倒した瞬間大泣きしましたが、
1分ほどで泣き止み、すぐに普段通り笑うなど、
特に変わったところは見せませんでした。

ただ、「ぺこん」とへこんだ感触が気になり、結局、
都内の国立の大学病院に救急で出かけ、午後1時頃、
脳外科の先生に診察をして頂きました。

そうしたところ、「ピンポン骨折でしょう」と診断され、
レントゲンとCTを撮影しました。

その上で、先生から、「今のところ出血はみられず」と
診断を頂き、「1日は経過を見て、異常があれば再診して」
と言われました。なお、CTを撮影したのは、午後2時頃です。
その後、娘はいたって元気で、ミルクも3時半と7時に
勢いよく飲み(200mlずつ)ました。

ただ、午後6時頃に1回と、午後7時過ぎに2回、ミルクを
吐きました。量は、1回目が、10ml程度で、あとの2回
は、スプーン1さじ程度です。

その後、8時半頃に、少しぐずりながら就寝し、今普通の寝息
をたてて眠っています。
また、11時半頃ちょっと起こしてみたところ、
ぱっちりと目を開けて、私の洋服や顔をいじるなどして
いました(その後、布団に寝かせたところ、また眠りました)。
そろそろ安心して良い頃か、と思ったとき、このサイトを
見つけました。

乳幼児の場合、数日以上経ってから、硬膜外出血などの症状
が出る場合があると知り、驚いています。
そこで質問です。

1、説明したように、打撲後2時間半程度で撮影したCTに異常
がなくても、おっしゃるような硬膜外出血を起こすことはある
のでしょうか。
2、また、その場合の最初の兆候は、何でしょうか。
3、ご説明したような嘔吐も、その兆候と考え、再度CTを撮ったほ
うがよろしいのでしょうか。
4、その場合、朝を待たずに救急に出かけたほうがいいのでしょうか。
5、今回様子を見るとして、次に何が起きたら受診すべきでしょうか。
6、また、その際の緊急性についてはどう考えればいいでしょうか。
7、こうした「様子見」は、いつまで続ける必要があるでしょうか。
ご教示下さい。」
との事です。


#2
##1
まず「御嬢様」のようにお子様(お子様に限らず成人でも)
必ずや
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」されてください。

##2
「受傷時」の「受傷機転」と「目撃者」は
極めて「重要」で
御子様の場合「御家族」でも
「「8ヶ月の娘が、今日(18日)の午前11時半頃、
フローリングの上でお座りをしていてバランスを崩し、
転倒して後頭部を打ちました。」そして「意識障害」はない*」
という極めて重要な情報が
「見られていない」ことが稀ならず御座います。


「娘は、転倒した瞬間大泣きしましたが、」=「意識障害」がない・
です。


#3
##1
「その数秒後、夫が子どもの後頭部を触ったところ、
「ぺこん」とへこんでいた箇所が、戻ってきた
のを感じたそうです。
ただ、「ぺこん」とへこんだ感触が気になり、結局、
都内の国立の大学病院に救急で出かけ、午後1時頃、
脳外科の先生に診察をして頂きました。
・略・

そうしたところ、「ピンポン骨折でしょう」と診断され、
レントゲンとCTを撮影しました。」
との事です。

##2
「ダービーハット骨折」とも「ピンポンボール骨折」
とも呼称致します。
乳幼児は頭蓋骨に「弾力性」がありますから
「やわらかなカーブで骨折致します。」。


##3
頭蓋骨も大人と違って薄く軟らかく弾力性に富んでいます。
そのため外力により全体が歪み
頭蓋骨が変形してダービーハット型の骨折を生じたり、
限局性にピンポンボールが凹むような骨折を生じやすい。
けれども
「ポコンと戻ることはありません」
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「骨折」は「骨折」です。


##4
一方
「レジデント骨折:resident fracture」という
頭皮が「頭皮下血腫」から硬くなりいかにも
骨様の「かたさ」であり「陥没骨折」と間違える
ことがあります。

##5
「小児頭部外傷」の
頭部X線撮影は重要です。

##6
「そうしたところ、「ピンポン骨折でしょう」と診断され、
レントゲンとCTを撮影しました。」
との事です。頭部X線撮影と脳CTをされて
本等に宜しかったです。


#4
##1
「なお、CTを撮影したのは、午後2時頃です。
その後、娘はいたって元気で、ミルクも3時半と7時に
勢いよく飲み(200mlずつ)ました。

ただ、午後6時頃に1回と、午後7時過ぎに2回、ミルクを
吐きました。量は、1回目が、10ml程度で、あとの2回
は、スプーン1さじ程度です。」の「症状・症候」は
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
です。

##2
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」は
極めて「良性の「症状・症候」」です。
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
では「24時間全盲の「症状・症候」」を
呈することもあります。

##3
「元気な証拠」と御考え下さい。


#5
##1
「乳幼児の場合、数日以上経ってから、硬膜外出血などの症状
が出る場合があると知り、驚いています。
そこで質問です。」
=>##2

##2
骨折が線状骨折で
「横静脈洞:transverse sinus」にかかって
「縦状に線状骨」が切っている場合

「意識清明期:lucid nterval:LI:ルシッド・インターバル」
の長い(数日)
「硬膜外血腫:epidural hematoma」
が発生致します。


#6
##1
「1、説明したように、打撲後2時間半程度で撮影したCTに異常
がなくても、おっしゃるような硬膜外出血を起こすことはある
のでしょうか。」
=>
骨折のある場合
成人でも半日くらいは「意識障害」はありません。
この「病態」を
「意識清明期:lucid nterval:LI:ルシッド・インターバル」
と呼称致します。


##2
「2、また、その場合の最初の兆候は、何でしょうか。」
=>
骨折のあるお子様の場合は
「意識清明期:lucid nterval:LI:ルシッド・インターバル」
であらばこれを抜けたあとの
「症状の進行は極めて早く一度おうちにかえったら
再び「救急受診」でも間に合わないことがあります」。
=>
「お受けもちの先生」が
自宅に帰されたのであれば
ご心配は少ない今の私は考えます。

##3
「3、ご説明したような嘔吐も、その兆候と考え、再度CTを撮ったほ
うがよろしいのでしょうか。」
=>
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」による
「嘔吐」です。
全く脳CTの必要はありません。

##4
「4、その場合、朝を待たずに救急に出かけたほうがいいのでしょうか。」
=>
小児頭部外傷の場合
「救急車」でかけつけようがいかに急いでも
「重傷小児頭部外傷」の場合はとりわけ
「意識清明期:lucid nterval:LI:ルシッド・インターバル」
を「逸脱した場合」は成人とことなり
「間に合いません」
##3にも御記載致しましたが
「嘔吐」は
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
の「症状・症候」ですから
「緊急の「症状・症候」」ではありえません。

##6
「5、今回様子を見るとして、次に何が起きたら受診すべきでしょうか。」
=>
これは私の考えですが
「「1日は経過を見て、異常があれば再診して」
と言われました。」
との事です。
=>
再度の受診は「お受けもちの先生」の
仰られたように
「異常があれば再診して」
ですから
「「異常所見」はおうちの方の「みたて」」
になりますから
「御家族」は「ご心配であれば再度「お受けもちの先生」
を「御受診」されても宜しいのでは
ないでしょうか。

##7
「6、また、その際の緊急性についてはどう考えればいいでしょうか。
7、こうした「様子見」は、いつまで続ける必要があるでしょうか。
ご教示下さい。」
との事です。
=>
これは御回答限界です。


ps
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から
7ヶ月男児頭のぶよぶよしたこぶ [2] [2004年10月10日 8時43分14秒]
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/238340288939984.html
を御参照頂けますか。
=>
コピー致します。「★★★御参照頂けますか。★★★」


++「★★★御参照頂けますか。★★★」++++++++++++++++

これは御心配ですね。
休日・週末の「小児頭部外傷」の場合の典型例です。


御相談者の御相談の御記載内容を熟読させて頂きました。
御相談者の御相談の御記載内容から考慮して「結論」を先に
御回答申し上げます。


「補足1」に「小児頭部外傷」の「リスク」を。
「補足2」に「頭皮ぶよぶよ」に関して・御記載いたします。


#1
##1
「10月7日昼過ぎ私がベランダに出ていた時
7ヶ月の下の子がハイハイでついて来ようとして
窓サッシの段差に転んで左側を下にしてコンクリートで頭を打ちました。
すぐに大泣きして、頭をさすり抱っこしているとじきに泣き止みました。
その後湿布を打ったところに貼っていました。
その時は見た目腫れもなく、その後も機嫌よくしていました。
しかし、その前後にも幾度となく部屋の中でつかまり立ちをして
バランスを崩してフローリングに倒れたり、イスの足(角はなく丸いもの)
で同じ所を打っています。
8日夜お風呂に入って頭を洗っていると打った所がぶよぶよとしていました。
夜寝る時そちら側を下にして寝るのを嫌がっている様子です。
機嫌もよく特に変わったところも泣く食欲もあるのですが
そのぶよぶよの範囲が5センチのボール状ぐらいと範囲が大きく
何箇所か小さいぶよぶよもありとても心配になってきました。
9日夜に主人に指摘されてさらに不安になり明日緊急外来やっている小児科
(大学病院で脳神経外科もあるところ)に行ってみようと思うのですが
心配になって夜も眠れません。
何かアドバイスがございましたらどんな事でも結構なので教えて頂きたく
お便りを書きました。
お願いいたします。」
との事です。


#2結論:
##1
まず「決して慌てないで下さい」。

##2
それから過ぎたことですが
「小児頭部外傷」の場合は「いかなる場合」も必ずや「直ち」に
「脳神経外科専門医」先生を御受診されてくださいますように。

##3
「9日夜に主人に指摘されてさらに不安になり明日緊急外来やっている小児科
(大学病院で脳神経外科もあるところ)に行ってみようと思うのですが
心配になって夜も眠れません。」

=>
「大学病院」のような「人手のある御施設」は今の様な状況には
最適です。

受診されるのであれば「脳神経外科外来」に「直行」されて
下さい。

##4
御相談者の御相談の御記載内容からは
「小児脳神経外科専門医先生」の「範疇:はんちゅう」の
「病態」は全く御座いません。

##5
週末・休日・連休のときは大学病院でも「腕利き」の先生が
少ないことが多いものです。

##6
それでも「人力」=「人手」が多い「大学病院」の
御受診が「最も賢明な選択枝」で御座います。

##7
再度申し上げますが。
決して慌てないで下さい。

##8
そして可及的に早期に
「脳神経外科専門医」を御受診されることを
お勧めいたします。

##9
「3歳のお誕生日」まえのお子様の「小児頭部外傷」の場合は
「頭皮のぶよぶよ」が発生した場合には。
=>##10


##10
もしも「頭蓋骨骨折」があった場合。
「骨折線」による「硬膜破損」部位からの頭皮下「髄液漏(ずいえきろう)」
の可能性がありこれが存在すると。
=>##11

##11
「成長骨折:groeing skull fravture」という
長期にわたる経過観察の必要な厄介な「病態」が発生致します。

##12
繰り返し申し上げますが休日の医療施設の御受診は「人手」が
大学病院でも少ないです。
「脳神経外科専門医」に直行されてくださいますように。

##13
そして必要なことは「パニック」を起こされませんように。

##14
そして
慌てられませんように。
くれぐれも慌てられませんように。

##15
「小児頭部外傷」が休日の場合など・

或いは休日前の「小児頭部外傷」でも
「ドクター・デレイ:doctor delay:医師受診遅滞」のある場合

を「休日外傷」とも呼称されます。

##16
##15の場合には拝見する「脳神経外科専門医」の立場からも
患者さんとして「御受診される立場からの「双方」にテクニックが必要
で御座います。



##17
###1
一般的な休日「小児頭部外傷」の患者さんの

山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
「御相談と御回答」
の事例が御座います。
これを「補足1」にコピー致します。

###2
「頭皮のぶよぶよ」で御母様にきづかれ
「成長骨折:groeing skull fravture」の患者さんの「御相談と御回答」
の山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
の「御相談と御回答」の事例が御座います。
これを「補足2」にコピー致します。


##18
御子息様のご無事をお祈り申し上げます。
何も「異常所見無し」で「大丈夫ですよ」と仰られることを
御祈り申し上げます。

++「補足1」+++++++++++++++++++++
ご心配なことと存じます。
#1
##1
「2歳3ケ月の女児です。
28日11時頃、地域支援の幼稚園で遊んでいる
最中、正面から走ってきた3~4歳の男児と衝突し、
そのまま後ろへ倒れ、後頭部を打撲しました。
しばらく息を詰めた後に泣きました。
風邪などでは今まで吐いた事が無いのですが、
5時間後の夕方5時頃と8時頃、それぞれおやつや食事後に、

珍しく一口程度吐きました。気持ち悪がる様子は無く、
いずれもけろりと普段通りに遊んでいます。
それ以降は吐かずにいつも通りで過ごしています。

ただ、床がコンクリートに薄いゴムを敷いたような
非常に硬いものだったので、
脳内への衝撃が非常に心配です。
後頭部の打撲は怖いとも聞いています。
週末なので受診出来ないで居るのですが、
週明けに脳外科に連れて行くべきかどうか迷っています。

このままいつも通りに遊べていれば
様子を見てていいものなのでしょうか?」
との事です。



#2
##1
「2歳3ケ月の女児です。
28日11時頃、地域支援の幼稚園で遊んでいる
最中、正面から走ってきた3~4歳の男児と衝突し、
そのまま後ろへ倒れ、後頭部を打撲」との事です。
よりまして
「後頭部を固い床のに打撲したのが先週の金曜日午後5時ころ」
と解釈させていただきます。
##2
「意識障害」の有無の記載がないので御回答限界なのですが。
##3
「しばらく息を詰めた後に泣きました。
」との事ですから。
「意識障害」は無かったと解釈させていただきます。

#3
##1
「頭部外傷」のときは必ずや「「脳神経外科専門医」を
御受診下さいますよう。
##2
「頭部外傷」の場合「頭部X線撮影」は特殊でございます。
##3
また「頭部外傷」には「意識清明期」という怖い「落とし穴」があり
「頭部外傷」
の「重症な病態」が見落とされることがございます。
##4
「意識清明期:lucid interaval:ルシッド・インターバル」
とは
現在の意識状態は「清明」だ後に「意識障害」=「重大深刻な御症状」
が時間差で発生する「頭部外傷」独特の「症状・症候」で御座います。

#3
##1
御相談者の御相談内容からはすでに40時間経過しています。
一応の安心はできます。
##2
「頭部外傷」でも「後頭部打撲」の場合「後頭骨骨折」の有無の
診断は「大変重要」です。
##3
「小児頭部外傷」での
「後頭骨骨折」による「硬膜外血腫」は「静脈性」のため
場合により「意識清明期」が数日に及ぶことがございます。


#4
##1
「2回ほど」もどされた「症状・症候」は
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
と呼称される「症状・症候」で御座います。
##2
極めて予後は良好で「何もする必要」は御座いません。
##3
この「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
は「意識障害」や「失明」の「症状・症候」もきたすことがあります。
##4
けれども24時間で回復してしまいます。
##5
「若年性頭部外傷症候群 juvenile head trauma syndrome」
で「開頭手術」をされてしまうことすらあります。
##6
ご留意下さい。



#4
##1
「週末なので受診出来ないで居るのですが、
週明けに脳外科に連れて行くべきかどうか迷っています。

との事です。
##2
ゆっくりとされて週末をさけられて
「脳神経外科専門医」を御受診されると宜しいです。
##3
このとき頭部X線撮影は
###1「正面」
###2「側面」
###3「タウン撮影」の
「3方向」は必ず「脳神経外科専門医」は撮影
致します。
##4
「頭部X線撮影」のみで宜しかろうと今の私は考えます。

#5結論:
##1
「頭部外傷」の場合必ず「脳神経外科専門医」を御受診下さい。
##2
「頭部外傷」で「脳神経外科専門医」を御受診されるとき
伝達しなければならない「大事な情報」がございます。
##3
「受傷時」の情報とりわけ
###1
「頭部外傷の日時と時刻」及び
###2
「意識障害の有無」や
###3
「受傷機転(何に頭をぶつけた)
は重要でございます。
##4
「「小児頭部外傷」での
「後頭骨骨折」による「硬膜外血腫」は「静脈性」のため
場合により「意識清明期」が数日に及ぶことがございます。」
##5
「小児頭部外傷」の場合「脳神経外科専門医」を御受診されるのが
週末の場合御施設にもよりますが
しっかりた「御診断」や対応ができにくい可能性があります。
##6
ご心配であろうと存じます。
##7
お子様は「頭でっかち」ですから「小児頭部外傷」は絶えず
御母様の「頭痛の種」になります。
##8
週があけられたらばできうるだけしっかりされた
「脳神経外科専門医」のいる御施設を御受診くださいませ。

++「補足2」 (省略)

「★★★御参照頂けますか。★★★おわり」
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年3月19日 19時10分43秒]
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by mmdmsci | 2007-03-26 10:34


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