「成長骨折:groeing skull fravture」

ご心配なことと存じます。


#1
##1
「初めてお便りいたします。現在7歳9ヶ月の娘のご相談致します。
3歳8ヶ月の時、ボールに乗り転倒し緊急手術、6日間意識がなく
人口呼吸器でした。その際脳の圧迫の恐れがあるため
11日間一部骨をはずしており12日目に2回目の開頭手術をうけました。

その後、水頭症の症状がありシャント手術が予定されましたが、
何とか手術は避けたく2日に1度、髄液を抜き外部から包帯等で
圧迫してなんとか3回目の手術を受ける事無く退院に至りました。

4月11日に手術、6月13日に退院。8月の半ばに指先大の穴を見つけ9月に
原因はわからないけれども骨が解けていると思うと診察されました。
穴は除々に大きくなり翌年の2月位に進行は止まりましたが、
現在は横5センチ縦2.5センチ程の欠損が見られます。

術後1年後の検査では骨欠損以外の後遺症などは全くなく
元気に学校生活を送っています。
ですが欠損部が大きいく危険なため、保護帽子を日々着用しています。
 主治医には人口骨の外科的手術を薦められています。

が小さな体と心に痛く痛く
辛い辛い思いをさせてしまい、手術はもうしたくありません。
主治医は現在、こちら側の思いを汲んでくださり手術を
無理強いするような事はありません
 欠損している骨は再生してくるでしょうか? 
再生が可能であれば外科的治療以外に有効なもの手助けになるものは
ありますでしょうか? 
現在の保護帽子も2年半使用して傷んできているので
新しく作りたいと思っています。○○さんに発注したものですが、
他にも保護帽子を作っている会社はありすでしょうか?
 よろしくお願いいたします。」
との事です。



#2
##1
「御嬢様」が「「3歳のお誕生日」と8ヶ月目」に「急性硬膜外血腫」にて
緊急手術=「減圧開頭手術」+「硬膜外血腫除去」を施行されています。

##2
「減圧開頭手術」とは「骨弁をはずし「頭蓋内圧亢進」を避ける」
「開頭手術」の手法で御座います。
##3
脳CTにて脳浮腫が強く「開頭手術」+「硬膜外血腫除去」のみでは
「頭蓋内圧亢進」を制御不可能と「お受けもちの先生」が判断されたからであり
その結果「骨弁」が11日間はずしておかれたものと
考えます。

##4
12日目に施行されたのは「骨弁」はすでに無いわけですから
「開頭手術」ではなくて「骨弁」を戻す「頭蓋形成術」であったであろうと
推察いたします。



#3
##1
「その後、水頭症の症状がありシャント手術が予定されましたが、
何とか手術は避けたく2日に1度、髄液を抜き外部から包帯等で
圧迫してなんとか3回目の手術を受ける事無く退院に至りました。」
との事です。

##2
##1の段階で「水頭症」がすでに発生しており
「脳脊髄液」は「骨弁」の隙間から「外部」にでようという
危険な状態であったろうと考えます。

##3
このとき「シャント手術」=「脳室腹腔短絡手術:VP Shunt手術」或いは
「腰椎腹腔シャント手術:LP Shunt手術」をされておかれないと
「御嬢様」のように
場合により「偽性髄膜瘤:ぎせいずいまくりゅう」を伴った・
「成長骨折:groeing skull fravture」が発生いたします。



#4
##1
「4月11日に手術、6月13日に退院。8月の半ばに指先大の穴を見つけ9月に
原因はわからないけれども骨が解けていると思うと診察されました。
穴は除々に大きくなり翌年の2月位に進行は止まりましたが、
現在は横5センチ縦2.5センチ程の欠損が見られます。」
との事です。

##2
「穴は除々に大きくなり翌年の2月位に進行は止まりました」
との事です。

##3
この「症状・症候」は硬膜の「脳脊髄液」の心拍と同期した「頭蓋内」からの
突き上げにて「硬膜」が破壊され「骨弁」の隙間から頭皮にはりだす
感じで発生いたします。

##4
「成長骨折:groeing skull fravture」の「症状・症候」と考えます。

##5
「成長骨折:groeing skull fravture」の「発達」が停止して
本当に宜しかったです。

##6
もじどおり「骨」が解けたように隙間が広がり
生長していくために「成長骨折:groeing skull fravture」
と呼称されます。

##7
多くの場合頭皮の「ぶよぶよ」を伴い頭皮の下の「骨」のない部位
には硬膜は「「骨欠損部」より広範に欠損」していることが御座います。
判りやすくいえば頭皮と脳表面が癒着した状態で御座います。

##8
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃったことと存じます。
水頭症のときの
「何とか手術は避けたく2日に1度、髄液を抜き外部から包帯等で
圧迫してなんとか3回目の手術を受ける事無く退院に至りました。」
は「脳神経外科専門医」としては「考えうる限り」の
努力であったろうと存じます。



#5
##1
「術後1年後の検査では骨欠損以外の後遺症などは全くなく
元気に学校生活を送っています。
ですが欠損部が大きいく危険なため、保護帽子を日々着用しています。
 主治医には人口骨の外科的手術を薦められています。」
との事です。

##2
一方
「辛い辛い思いをさせてしまい、手術はもうしたくありません。
主治医は現在、こちら側の思いを汲んでくださり手術を
無理強いするような事はありません」
との事です。

##3
御気持ちは大変よく判ります。

##4
けれども24時間365日「保護帽子」をかぶられているわけではないので
「極めて危険な状態」に「御嬢様」はあります。

##5
まただんだん生長されるにあたり御化粧をされる日も
もうすぐにこられるでしょう。

##6
現在の状況であれば御婦人である「御嬢様」は一生
頭蓋骨欠損を「保護」しながら生活することになります。

##7
果たして「この状態」はお嬢様にとって幸せなことでしょうか。



 


#6結論:
##1
「欠損している骨は再生してくるでしょうか?」
との事です。
=>
###1
御気持ちは大変よく判ります。けれども
現在「成長骨折:groeing skull fravture」の発達が停止している
だけでも奇跡的であると今の私は考えます。

###2
御気持ちは大変よく判ります。けれども
可能性としては
むしろ「さらに大きく拡大」する可能性も否定できません。

###3
「欠損している骨は再生してくるでしょうか? 」
=>
残念ながら「可能性は無いに等しい」と今の私は考えます。



##2
「再生が可能であれば外科的治療以外に有効なもの手助けになるものは
ありますでしょうか?」
=>
###1
「現在は横5センチ縦2.5センチ程の欠損が見られます。」との
「病態」で御座います。

###2
よくご覧になられれば「頭皮」が心拍と一緒に拍動し
呼吸で腹圧をかければ「頭皮」が持ち上がるのが
おわかりになるであろうと存じます。

###3
色々考えて御相談者の御相談を熟読させていただきましたが。
「一番安全な手だて」は「圧迫包帯」であり
保護帽が最優先ではないような気が致します。

##3
お母様と「御嬢様」と同じような事例を何件か私も
経験いたしております。

##4
全ての事例で御嬢様が大人へと脱皮されるのはお母様が
考えられるよりははやく小学校高学年までに「頭蓋形成術」
を施行されています。

##5
御気持ちは大変よく判ります。けれども
過去と「1点」の「わざわい」にふりまわせれ
「大局」をみうしなられないようにされて下さい。

##6
「小さな体と心に痛く痛く
辛い辛い思いをさせてしまい、手術はもうしたくありません。
主治医は現在、こちら側の思いを汲んでくださり手術を
無理強いするような事はありません」
との事です。

##6
「お受けもちの先生」も大変判断の切れ味鋭く鋭敏な辣腕な
「脳神経外科専門医」先生でいらっしゃることがよくわかります。

##7
けれども
「「小さな体と心に痛く痛く辛い辛い思いをさせてしまい
手術はもうしたくありません。」との事ですが。

##8
御気持ちは大変よく判ります。けれども
お小さい「御嬢様」には「保護帽」という
更なる「小さな体と心に痛く痛く辛い辛い思いをさせてしまわれている」
お母様の「判断がこれからも適切かどうか」ご理解が必要。


##9
「現在の保護帽子も2年半使用して傷んできているので
新しく作りたいと思っています。○○さんに発注したものですが、
他にも保護帽子を作っている会社はありすでしょうか?」との事です。


##10
元来「脳神経外科専門医」の手術後の「保護帽」は「一時的」に
用いられるもので御座います。


「2年半使用して傷んできているので
新しく作りたいと思っています」というほど用いるものでは
ありません。

また「保護帽」といっても今の御嬢様の現状を
保護する「能力」のあるものでもありません。
ありえるはずがございません。
如何でしょうか。



##11
医学的には「お受けもちの先生」の
「主治医には人口骨の外科的手術を薦められています。」
は極めて適切です。

御気持ちは大変よく判ります。けれども
なにも判断のできない「御嬢様」にお母様の判断を
結果論としても無理強いしては
だめです。




##12
的外れな御回答であればお許し下さい。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。




何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。






 





 

[2004年4月22日 10時46分31秒]


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お名前: ゆう   
初めてお便りいたします。現在7歳9ヶ月の娘のご相談致します。
3歳8ヶ月の時、ボールに乗り転倒し緊急手術、6日間意識がなく
人口呼吸器でした。その際脳の圧迫の恐れがあるため
11日間一部骨をはずしており12日目に2回目の開頭手術をうけました。

その後、水頭症の症状がありシャント手術が予定されましたが、
何とか手術は避けたく2日に1度、髄液を抜き外部から包帯等で
圧迫してなんとか3回目の手術を受ける事無く退院に至りました。

4月11日に手術、6月13日に退院。8月の半ばに指先大の穴を見つけ9月に
原因はわからないけれども骨が解けていると思うと診察されました。
穴は除々に大きくなり翌年の2月位に進行は止まりましたが、
現在は横5センチ縦2.5センチ程の欠損が見られます。

術後1年後の検査では骨欠損以外の後遺症などは全くなく
元気に学校生活を送っています。
ですが欠損部が大きいく危険なため、保護帽子を日々着用しています。
 主治医には人口骨の外科的手術を薦められています。

が小さな体と心に痛く痛く
辛い辛い思いをさせてしまい、手術はもうしたくありません。
主治医は現在、こちら側の思いを汲んでくださり手術を
無理強いするような事はありません
 欠損している骨は再生してくるでしょうか? 
再生が可能であれば外科的治療以外に有効なもの手助けになるものは
ありますでしょうか? 
現在の保護帽子も2年半使用して傷んできているので
新しく作りたいと思っています。○○さんに発注したものですが、
他にも保護帽子を作っている会社はありすでしょうか?
 よろしくお願いいたします。

[2004年4月22日 0時24分13秒]
by mmdmsci | 2004-05-23 10:22 | 脳神経外科


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