緊張型頭痛と知覚異常性大腿神経神経痛

ご心配なことと存じます。


#1
##1
「はじめまして。
20歳の男性です。
陸上競技短距離をやっています。
症状は1、2週間前から右足ふくらはぎ下から足首にかけてのしびれ、
感覚の変化です。すぐにだるい感じがしてしまいます。
400mなどを走るとすぐにその箇所からバテてしまいます。

ちなみに脊椎分離症を15歳の時に診断されたこともあります。
原因はよくわかりませんがGW中の試合で、腰を痛めたことか、
アルバイトで立つ時間が多かったことかもしれません。

現時点で腰の痛みはなく、
足のほかの箇所に痛みもほとんどありません。
どのような治療が望ましいですか?
整形外科に行きましたが筋の緊張をほぐす薬だけでした。
早く治すにはどうすればよいでしょうか」
との事です。



#2
##1
この「症状・症候」」の判断と「治療戦略」は
御相談者が「陸上競技選手」として「いきていかれるのか」
通常の「社会人」として「いきていかれるのか」によって
全く異なります。


##2
15歳のときの「SBO:spina bifida occuluta:浅在性二分脊椎」
にゆかりのある「症状・症候」が関与いているのであれば
現在「20歳」の御相談者の年齢からは
「SBO:spina bifida occuluta:浅在性二分脊椎」を
「病態」とは考えにくいですね。

##3
原因は「原因はよくわかりませんがGW中の試合で、腰を痛めたことか、
アルバイトで立つ時間が多かったことかもしれません。」
との事で
「症状・症候」が
「症状は1、2週間前から右足ふくらはぎ下から足首にかけてのしびれ、
感覚の変化です。すぐにだるい感じがしてしまいます。」
との事であるのであれば。


##4
「整形外科専門医先生」を御受診されて
「「脊椎」の病気」の診断をされなくて宜しかったです。




#3
##1
御相談者に「頭痛・・肩こり・頸こり・背中こり」」は
御座いませんでしょうか。

##2
この「症状・症候」があれば御相談者
は「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の持ち主ということになりますが。

##3
「緊張型」のかたはよく
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
という「症状・症候」を起こしがちです。


「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
については「補足2」で御記載いたします。

##4
外側大腿皮神経という有名神経があり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。

##5
この「末梢神経障害」にて
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
は発生するのですが。

##6
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。


##6
「整形外科に行きましたが筋の緊張をほぐす薬だけでした。
早く治すにはどうすればよいでしょうか?」
との事ですが
「お受けもちの先生」のお薬だけで宜しいのではないでしょうか。

##7
「症状・症候」が御強くなるようであれば
「腰痛・下肢痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」
のお得意な「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると
宜しいと考えます。





#4結論:
##1
「症状・症候」はまだ軽いようです。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」で御座います。
「補足2」を御参照下さい。

##3
##2は
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の患者さんによく併発致します。
「補足1」に「緊張型」の患者さんの特徴を御記載
致します。

##4
「症状・症候」が御強くなるようであれば
「腰痛・下肢痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」
のお得意な「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると
宜しいと考えます。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







++「補足1」+++++++++++++++++++++++++++++++++
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1-2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。





以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「補足2」

「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
に関して。
この御相談者の「しびれ感」の「症状・症候」は
特徴があるはずで御座います。
#1
##1
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
と呼称される「症状・症候」で御座います。
##2
「腰痛」を伴う「下肢大腿外側痛」の
「症状・症候」が基本で御座います。
##3
meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ), 
Roth-Bernhartd症候群などと呼称されます。

##4
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名され
Bernhardtにより
「外側大腿皮神経パレステジア」と記載されました。

##5
けれども本邦ではまず通用致しません。




#2
この「腰痛・下肢痛」には特徴が御座います。

##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。

##3
この「しびれ感」はある朝突如として出現することが多いものです。
##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。

##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」と考えます。
##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。

##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。
##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると「
症状・症候」は軽減致します。
##7
けれども「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。
##8
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」で「激痛」にばけることも
御座います。
##9
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。
##10
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。
##11
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います
##12
「腰痛・下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。
##13
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。
##14
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
##15
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。
##16
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。
##17
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2004年5月20日 9時56分23秒]


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お名前: さか   
はじめまして。
20歳の男性です。
陸上競技短距離をやっています。
症状は1、2週間前から右足ふくらはぎ下から足首にかけてのしびれ、
感覚の変化です。すぐにだるい感じがしてしまいます。
400mなどを走るとすぐにその箇所からバテてしまいます。

ちなみに脊椎分離症を15歳の時に診断されたこともあります。
原因はよくわかりませんがGW中の試合で、腰を痛めたことか、
アルバイトで立つ時間が多かったことかもしれません。

現時点で腰の痛みはなく、
足のほかの箇所に痛みもほとんどありません。
どのような治療が望ましいですか?
整形外科に行きましたが筋の緊張をほぐす薬だけでした。
早く治すにはどうすればよいでしょうか?



[2004年5月20日 9時33分1秒]
by mmdmsci | 2004-05-20 12:26 | 脳神経外科


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