山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題 209


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

209記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題209

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

脳腫瘍に「罹患」された患者さんご自身の身になって考える。
腰痛の専門医。



+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 右後頭部 耳の5cmくらい後ろが痛む 】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

ご心配なことと存じます。
これはお大変ですね。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


#1
##1
「今朝、起きてからずっと頭が痛むのです 
病院で診察してもらったほうが良い
でしょうか? 今日一日様子をみてみようかと思っています

朝から市販の鎮痛剤セデスを2錠飲みましたが効きません

33才 男 コンピュータでの仕事。
今朝、起きてからずっと右後頭部 耳の5cmくらい後ろが
ズキンズキンと痛むのですが病気なのでしょうか? 
実際に痛む所あたりを指で押すと痛いです

小刻みに頭を振っても痛みます 
2年ほど前に同じような症状があって体が動かなくなり
救急車で運ばれたのですが、
精密検査(MRI・せき髄内の液を取ったり)
したのですが、その時は何もありませんでした。

特に頭を打ったとか、二日酔いではありません。
昨日は暑かったのでクーラーを
かけてねました。たばこは一日25本前後吸います。

下半身障害がありまして運動は
ほとんどしていません。
すいません よろしくおねがいします」
との事です。


#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
典型的な[緊張型頭痛]で御座います。

##3
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」

2月・6-7月、9月・11月に症状が悪化・発症(feb/june/7fal crisis)
することが多いです。

##4
体がかたくなりGr(グレード)5の状態では
「緊張型」の患者さんは
夜に「御家族」がみんなで手伝っても「病院にいくための」「服の着替え」
すらできず。
また着替えが終わっても病院に着かないので連絡をすると
乗用車の「後部座席」に乗り込むのも出来ないほど
「硬く痛く」なっていらっしゃることも稀ならず御座います。


##5
正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。

##5
「耳鼻科疾患」「自律神経失調症」「メニエル症候群」
「更年期障害」「頚椎の疾患」「うつ状態・うつ病」・「心療内科の疾患」
等ととよく間違えられます。

##6
「頚椎の病気(「頚椎症」とか頚椎椎間板ヘルニア)」と
図らずも間違われる場合も有り厄介です。

##7
「絵に書いた餅のようにまたは何かの一つ覚えのように
第5第6頚椎椎間板がすりへっていて「頚椎の弯曲」がおかしい或は
「逆弯曲」だと言われてしまいます。

##8
「臨床神経学的」に頚椎X線撮影の画像診断の「症状・症候」が
「臨床症候」と合致すれば何も問題もないのですが。

##9
99%ほぼ100%の患者さんで「頚椎X線撮影所見」或い
「はCT・MRI」は「臨床神経診断学」と合致致しません。

##10
正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。


##11
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
のの「症状・症候」発生の時間依存性につき「補足2」に。

御記載致します。御参考になれば何よりです。


#3:結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「下半身障害がありまして運動は
ほとんどしていません。」等といった。

##3
脳血管障害後遺症のある患者さんに半身不随その他の
「病態」の患者さんの
「不如意な状態」に追い討ちをかけるように発生いたします。

##4
「緊張型」の
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません)

##5
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
しっかり治されるためには「頭痛系の疾患」がお得意な
「脳神経外科専門医」の先生を御受診されると宜しいと今の私は考えます。

##5
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも
「頭痛系の疾患」が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれて下さいませ。

##6
大学病院の頭痛専門外来の
「中枢神経系専門医」或は「頭痛専門医」(この名称の「専門医はいません)でも。
「偏頭痛」の患者さんは宜しいのだが。
「緊張型」の患者さんになると甚だ苦手な先生は少なくありません。
このことも何卒に覚えておかれて下さいませ。

##7
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++

さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1-2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。

以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。


「補足1おわり」

++「補足2」++++++++++++++++++++++++++++

「緊張型頭痛」或は「緊張型頭痛」或は
「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には「症状・症候」発現に時間・曜日・月などの
時間帯依存性が御座います。
これらを下記に記載いたします。

##1
2月・6-7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##2
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。

##3
(土)(日)が休日ではなく窮日になり
「週末頭痛・週末症候群」の状態になります。

##4
よく土日に「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」でたまりかねて
「救急車騒ぎ」をおこさることが御座います。

##5
早朝もしくは朝の起床時に30分以内に
「症状・症候」の増悪することが多いものです。
##6
よく「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」
でたまりかねて「救急車騒ぎ」をおこされます。

##7
午後「眠くて致し方がない」「症状・症候」できます。

##8
11月ー12月に「しびれ感」が
上肢或は下肢におきたり「ふわふわ感」が起きたり致します。

##9
皮肉なことに俗に言う風邪をひかれた後に「症状・症候」
が発現して「診断」がつかないことが御座います。

##10
「細菌性気管支炎
或は「反復性上気道感染」をおこされ
「無菌性髄膜炎」と診断されることが稀ならずあります。

##11
##10ならずとも「耳鼻の奥の「閉塞感」」の
「症状・症候」が発生することもあり
「耳鼻科専門医先生」で「御診断」が付かないことが
多いものです。

上記は「緊張型」の不思議だが
重用な「時間・曜日・月依存性傾向」の特徴です。


「補足2おわり」
+++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2005年6月23日 16時22分47秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*

今朝、起きてからずっと頭が痛むのです 
病院で診察してもらったほうが良い
でしょうか? 今日一日様子をみてみようかと思っています

朝から市販の鎮痛剤セデスを2錠飲みましたが効きません

33才 男 コンピュータでの仕事。
今朝、起きてからずっと右後頭部 耳の5cmくらい後ろが
ズキンズキンと痛むのですが病気なのでしょうか? 
実際に痛む所あたりを指で押すと痛いです

小刻みに頭を振っても痛みます 
2年ほど前に同じような症状があって体が動かなくなり
救急車で運ばれたのですが、
精密検査(MRI・せき髄内の液を取ったり)
したのですが、その時は何もありませんでした。

特に頭を打ったとか、二日酔いではありません。
昨日は暑かったのでクーラーを
かけてねました。たばこは一日25本前後吸います。

下半身障害がありまして運動は
ほとんどしていません。
すいません よろしくおねがいします

[2005年6月23日 16時19分20秒]
--------------------------------------------------------------------------


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 髄膜腫術後のけいれん発作の頻発 】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

ご心配なことと存じます。
これはお大変でしたね。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


+++++++++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「脳腫瘍」の「髄膜腫:meningioma」は元来「脳」の外の
「硬膜:こうまく」から発生するために。

「脳神経細胞」が存在する「脳表:のうひょう」の「大脳灰白質」に
接する「脳腫瘍」で御座います。

そのため「髄膜腫:meningioma」が発見される
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」
として「症候性痙攣発作」の「症状・症候」は大変多いものです。

だから脳CTその他で「髄膜腫:meningioma」が診断された場合
「症候性痙攣発作」がなくても
手術まで抗痙攣剤を直ちに投与する場合も多いものです。

勿論「脳表:のうひょう」の「脳腫瘍」ですから「摘出手術」後も
「症候性痙攣発作」はとても起しやすい場合があります。

「症候性痙攣発作」を起す前の
「aura:アウラ」=「予兆」の「症状・症候」が明らかであり
また「下痢」とのことですから「体調不良」でもあったのでしょう。

「Toddの麻痺」或は
「post-ictal oalsy:ポスト・イクタリ・パルシー」と
いう「症状・症候」を呈するタイプの典型的な「焦点性」の
「症候性痙攣発作」
で御座います。


「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##8
大脳の「脳表:のうひょう」=「灰白質:gray matter」=「神経細胞」が
「元気」であればあるほど。
「症候性痙攣発作」は発生しやすいものです。

今現在は「御家族」は御不安のどん底にいらっしゃると
思いますが。

すべからく「髄膜腫:meningioma」術後として事態は「好転」していくと
思います。

もう暫くのご辛抱です。

下記に順を追って御回答致します。
+++++++++++++++++++++++++++++

#1
##1
「主人のことです。
46歳、男性です。

2月に突然、右腕の不随意痙攣を起こして入院しました。
その後左脳に髄膜腫のあることがわかり
3月初旬に手術で腫瘍を取り除きました。
手術はうまくいって腫瘍は完全に取り除かれたとのことです。

4月には退院したのですが、その後たびたび痙攣発作を起こす
ようになってしまいました。

痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。
先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。

痙攣を起こす2週間くらい前から
右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。

もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
直る見込みはあるのでしょうか。

ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。
痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。

お忙しいことと存じます。
お閑な折でけっこうですのでご回答のほう
何とぞよろしくお願い申し上げます。」
との事です。


#2
##1
「脳腫瘍」の「髄膜腫:meningioma」は元来「脳」の外の
「硬膜:こうまく」から発生するために。

##2
「脳神経細胞」が存在する「脳表:のうひょう」の「大脳灰白質」に
接する「脳腫瘍」で御座います。

##3
そのため「髄膜腫:meningioma」が発見される
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」
として「症候性痙攣発作」の「症状・症候」は大変多いものです。

##4
だから脳CTその他で「髄膜腫:meningioma」が診断された場合
「症候性痙攣発作」がなくても
手術まで抗痙攣剤を直ちに投与する場合も多いものです。

##5
勿論「脳表:のうひょう」の「脳腫瘍」ですから「摘出手術」後も
「症候性痙攣発作」はとても起しやすい場合があります。

##6
勿論「全例」というわけでは御座いません。


#3
##1
「痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。」
との事です。

##2
「Toddの麻痺」或は「post-ictal oalsy:ポスト・イクタリ・パルシー」と
いう「症状・症候」を呈するタイプの典型的な「焦点性」の「症候性痙攣発作」
で御座います。

##3
この「症状・症候」は手術のうまいへたとは無関係であり・
或はあまり関係がなく。
おきるときにはおきてしまう。

##4
「 痙攣を起こす2週間くらい前から右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。」
との事です。

##5
##4からは「症候性痙攣発作」を起す前の
「aura:アウラ」=「予兆」の「症状・症候」が明らかであり
また「下痢」とのことですから「体調不良」でもあったのでしょう。

##6
「先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。」
との事です。
=>
「症候性痙攣発作」から「痙攣発作重積」に到った「症状・症候」
で御座います。


#4
##1
今現在は抗痙攣剤の「血中濃度」が不十分或は
抗痙攣剤が「あっていない」その他の理由が考えられます。

##2
「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##3
「もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
直る見込みはあるのでしょうか。」
との事です。

##4
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
このような「症候性痙攣発作」が発生して「症候性痙攣発作」
の頻度が通常の「開頭手術」等の場合よりも頻度高いことは
「髄膜腫:meningioma」「摘出手術」の術後には
ときとして御座います。

##5
「ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。」
との事です。
=>全く関係御座いません。

##6
「 痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。」
との事です。
=>
適切な表現が思い浮かばないのですが
やはり抗痙攣剤が「あっていない」のと「御主人様」が「症候性痙攣発作」
が起きる前の「aura:アウラ」=「予兆」を我慢しすぎた
ような気が致します。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「髄膜腫:meningioma」術後に限らず「脳腫瘍」術後は6-7月に
かかるときには不思議な事に「患者さんが暴れる」と呼称するのですが
様々な「エピソード」が頻発致します。

##3
「脳表:のうひょう」に接して発生する「髄膜腫:meningioma」
自体の「一般的特性」と「御主人様」の場合「運動領:motor aria」に近い場所
に「髄膜腫:meningioma」が発生していたという「個性」の
相乗効果によって「御家族」を心配させる「症候性痙攣発作」が
発生しているものと今の私は考えます。

##4
勿論抗痙攣剤の組み合わせにより或はまめな「血中濃度」の測定
により「髄膜腫:meningioma」「摘出手術」術後の
「症候性痙攣発作」は抑えられます。

##5
「髄膜腫:meningioma」の場合「良性脳腫瘍」であり「完全に全摘できた」
という術後の「朗報」が。

##6
「一転して」「症候性痙攣発作」の発生により
カウンターとなって「御家族」を襲いますから
ご心配もひとしおであろうと存じます。

##7
「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##8
大脳の「脳表:のうひょう」=「灰白質:gray matter」=「神経細胞」が
「元気」であればあるほど。
「症候性痙攣発作」は発生しやすいものです。

##9
今現在は「御家族」は御不安のどん底にいらっしゃると
思いますが。

##10
すべからく「髄膜腫:meningioma」術後として事態は「好転」していくと
思います。

##11
もう暫くのご辛抱です。
何卒に「御家族」もお大事にお健やかにされてくださいませ。

##12
一刻も早く御相談者の「御主人様」の
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2005年6月23日 16時4分32秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*

主人のことです。
46歳、男性です。

2月に突然、右腕の不随意痙攣を起こして入院しました。
その後左脳に髄膜腫のあることがわかり
3月初旬に手術で腫瘍を取り除きました。
手術はうまくいって腫瘍は完全に取り除かれたとのことです。

4月には退院したのですが、その後たびたび痙攣発作を起こす
ようになってしまいました。

痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。
先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。

痙攣を起こす2週間くらい前から
右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。

もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
直る見込みはあるのでしょうか。

ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。
痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。

お忙しいことと存じます。
お閑な折でけっこうですのでご回答のほう
何とぞよろしくお願い申し上げます。

[2005年6月23日 15時57分9秒]
--------------------------------------------------------------------------
by mmdmsci | 2005-06-30 17:12 | 脳神経外科


<< 山本クリニック脳神経外科・神経... 山本クリニック脳神経外科・神経... >>