「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」

ご心配なことと存じます。


御相談者の御相談の御記載内容末尾からは「うつ(欝)病」を
ご心配されています。

「うつ(欝)病」の「症状・症候」は「感冒=「風邪症候群」=かぜ」
の「症状・症候」と極めて酷似いたします。

だから「感冒=「風邪症候群」=かぜ」で「感冒薬」が全く効かないならば
それは「うつ(欝)病」である。

また「うつ(欝)病」だとおもわれて「抗うつ(欝)剤」が効かないのであれば
それは「感冒=「風邪症候群」=かぜ」です。

長文の御相談者の御相談の御記載内容からは
お悩みの程がよく判ります。
そして
御相談者は「うつ(欝)病」ではありません。
典型的な「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
で御座います。


下記順を追って御回答致します。


#1
##1
「43才、男性です。宜しくお願い申し上げます。
約1ヶ月前の早朝5時頃、目を覚ました時に、右手指先に
「腕枕」後に血流回復時のびりびり感の極弱い痺れを感じました。
以後、ほぼ毎日、両手指先(第一関節より先の部分)が、
早朝目を覚ました時から痺れを感じ、長くても午前中までに痺れは消失します。
このとき、ひじより上の部分と、手首から親指、小指方向にかけて、
こわばり感を同時に感じております。
手のひらに灼熱感のようなものも感じております。
この症状の起こる3日前ぐらいに、食欲の減退しない(食べても胃痛を伴わない)
胸焼け感とみぞおち部痛(胃の中というより、外側が痛い感じでした)で、
消化器科を受診しました。
逆流性食道炎の疑いで、血液検査と内視鏡、超音波検査を受診。
タケプロン、ガナトンを処方され内服を始めました。
内服後、上記痺れ感が始まったようだったので、一週間内服を止めるなどしましたが、
痺れ感は継続しました。
その後、内視鏡等の結果から、逆流性食道炎と診断され、
薬の副作用については否定されました。
痺れに関しては、血液検査の結果等から、糖尿病や内臓系からくるものではないとの
診断も受けました。
その後、整形外科も受診。レントゲン撮影の結果、
頚椎部分は良好で全く問題ないとのことでした。
以上が、ここ1ヶ月の受診の経過です。
また、直接関係ないかも知れませんが、同時期からの現象として、
主に夜間が多いのですが、身体の関節や肉が折れ曲がる部分等
(わきの下、膝裏、手首、腹、指の関節部分)や胸、背中、臀部に
かゆみを感じ、蕁麻疹様に赤くなり、短時間で消失することの
繰り返しがあります。
もともと肩こり症ではなかったのですが、40歳ごろから
特に右型から首にかけて、コリが継続してあるようになりました。
また、夏ばて、運動不足の継続もありますが、最近疲労感を多く感じることもあります。

先生の補足であてはまるのは、
補足1(特徴)##2,10,13,15(飲みにくくはありません),
         18,20(たちくらみ),22,30(みぞおち痛?)
補足2(時間)##2,5,7
補足3(症状)##1(第3指もしびれていると思いますが),3,4,5,
         8(最近意識過剰気味だと思いますが、足も足首部分と
           指先がしびれる感じです。特に左足)

緊張型~の症状なのか、それとも別の病に当てはまる特徴があるのか?
疲労感も伴うことから、難病の可能性もあるのか?心配です。」
との事です。






#2
「約1ヶ月前の早朝5時頃、目を覚ました時に、右手指先に
「腕枕」後に血流回復時のびりびり感の極弱い痺れを感じました。
以後、ほぼ毎日、両手指先(第一関節より先の部分)が、
早朝目を覚ました時から痺れを感じ、長くても午前中までに痺れは消失します。
このとき、ひじより上の部分と、手首から親指、小指方向にかけて、
こわばり感を同時に感じております。
手のひらに灼熱感のようなものも感じております。」
との事です。
=>
##1
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」に伴う
「緊張型しびれ」(あだ名です)で御座います。

##2
「このとき、ひじより上の部分と、手首から親指、小指方向にかけて、
こわばり感を同時に感じております。」
との事です。
この「こわばり」が「筋肉」の「ぴくつき」を誘発することがあり
「緊張型ぴくつき」(あだ名です)と呼称されます。

##3
「手のひらに灼熱感のようなものも感じております。」
との事です。
同時に御体重をかけられていないとき=椅子に腰掛けていらっしゃるとき・
などに「足底部」の「熱感」「しびれ感」なども感じられていらっしゃるであろう
と存じます。

また手掌が赤く白い斑点状の点が多数みられませんか。
=>「水分の少ない」「症状・症候」で御座います。




#3
「この症状の起こる3日前ぐらいに、食欲の減退しない(食べても胃痛を伴わない)
胸焼け感とみぞおち部痛(胃の中というより、外側が痛い感じでした)で、
消化器科を受診しました。
逆流性食道炎の疑いで、血液検査と内視鏡、超音波検査を受診。
タケプロン、ガナトンを処方され内服を始めました。
内服後、上記痺れ感が始まったようだったので、一週間内服を止めるなどしましたが、
痺れ感は継続しました。
その後、内視鏡等の結果から、逆流性食道炎と診断され、
薬の副作用については否定されました。
痺れに関しては、血液検査の結果等から、糖尿病や内臓系からくるものではないとの
診断も受けました。」
との事です。

##1
「この症状の起こる3日前ぐらいに、食欲の減退しない(食べても胃痛を伴わない)
胸焼け感とみぞおち部痛(胃の中というより、外側が痛い感じでした)で、
消化器科を受診しました。」との事です。
=>
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の
「胃ばけ(あだ名です)」の「症状・症候」で御座います。

中には「下痢感のない下痢」を伴われる患者さんも多いものです。

「胃ばけ(あだ名です)」はタイプ1・タイプ2・タイプ3に分類されます。
にこれらを御記載致します。
タイプ1=「みぞおちがきりきり痛む」
タイプ2=「おへその左右の側腹部が鈍痛」
タイプ3=「盲腸の部位・恥骨上・左側盲腸の部位が鈍痛」
で御座います。

「胸焼け感とみぞおち部痛(胃の中というより、外側が痛い感じでした)」
からは
「胃ばけ(あだ名です)」タイプ1=「みぞおちがきりきり痛む」で
御座います。

##2
「逆流性食道炎の疑いで、血液検査と内視鏡、超音波検査を受診。
タケプロン、ガナトンを処方され内服を始めました。
内服後、上記痺れ感が始まったようだったので、一週間内服を止めるなどしましたが、
痺れ感は継続しました。
その後、内視鏡等の結果から、逆流性食道炎と診断され、
薬の副作用については否定されました。」
との事です。
=>
「逆流性食道炎」という用語は10年前に「廃語」になり
今では「胃食道逆流症:GERD」と呼称されます。

確かに「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の患者さんは「胃食道逆流症:GERD」を起こしやすいのです。

けれども「胃食道逆流症:GERD」といっても
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の患者さん
の場合の「胃食道逆流症:GERD」には
「タケプロン、ガナトンを処方され内服を始めました。」
のような
「プロトンポンプ阻害剤」=「タケプロン」
「ドパミン受容体拮抗約」=「ガナトン」では役不足で。

素直に「胃のコーテイング剤」を主体にしないと治りません。


##3
「内服後、上記痺れ感が始まったようだったので、
一週間内服を止めるなどしましたが、
痺れ感は継続しました。」
との事です。

胃粘膜から吸収しなくてはならないものに「鉄」があり
吸収されてはまずいものに「水分」があり胃粘膜より吸収されると
ただちに「小水」に化けるミルクのみ人形現象(あだ名です)が
おこります。

「緊張型しびれ」(あだ名です)の「症状・症候」が強まったのも
このような理由からであると今の私は考えます。





#4
「痺れに関しては、血液検査の結果等から、
糖尿病や内臓系からくるものではないとの
診断も受けました。
その後、整形外科も受診。レントゲン撮影の結果、
頚椎部分は良好で全く問題ないとのことでした。
以上が、ここ1ヶ月の受診の経過です。」
との事です。

##2
その通りであると今の私は考えます。

##3
頚椎X線撮影にて「頚椎」疾患と間違われなくて
本当に宜しかったです。





#5
「また、直接関係ないかも知れませんが、同時期からの現象として、
主に夜間が多いのですが、身体の関節や肉が折れ曲がる部分等
(わきの下、膝裏、手首、腹、指の関節部分)や胸、背中、臀部に
かゆみを感じ、蕁麻疹様に赤くなり、短時間で消失することの
繰り返しがあります。」
との事です。

##1
この「症状・症候」は極めて重用であり
「成人のアトピー:AATP;adult atopy」と呼称されますが。

##2
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の患者さん
に極めて頻々と出現致します。

##3
「皮膚科専門医先生」でもまず「御診断」はつかず
外用薬も全く無効で御座います。

##4
「古典的抗ヒスタミン剤」を用い「夜間帯就眠」中に無意識に
引っ掻かれるので「手袋」をする必要が御座います。

##5
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
でよく出現する「症状・症候」で御座います。






#6
「もともと肩こり症ではなかったのですが、40歳ごろから
特に右型から首にかけて、コリが継続してあるようになりました。
また、夏ばて、運動不足の継続もありますが、
最近疲労感を多く感じることもあります。」
との事です。

##1
「もともと肩こり症ではなかったのですが、40歳ごろから
特に右型から首にかけて、コリが継続してあるようになりました。」
は典型的な「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の「症状・症候」で御座います。

##2
「緊張型」は朝に最も御症状は強いものです。
そして午後3時ころにたまらなく眠くなるか或いは
「頭が回らなくなり」という「症状・症候」が多いものです。





#7
「補足1(特徴)##2,10,13,15(飲みにくくはありません),
         18,20(たちくらみ),22,30(みぞおち痛?)
補足2(時間)##2,5,7
補足3(症状)##1(第3指もしびれていると思いますが),3,4,5,
         8(最近意識過剰気味だと思いますが、足も足首部分と
           指先がしびれる感じです。特に左足)」
との事です。

##2
「最近意識過剰気味だと思いますが、足も足首部分と
 指先がしびれる感じです。特に左足」との事です。

##3
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」

延長線上あるいは同一線上にある病態で
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)が
心配です。

##4
「補足1」に
過去の御相談者で「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
のかたへの御相談と御回答をコピーいたしました。

##5
##4を御参考にされて下さい。









#8結論:
##1
「緊張型~の症状なのか、それとも別の病に当てはまる特徴があるのか?
疲労感も伴うことから、難病の可能性もあるのか?心配です。」
との事です。

##2
「うつ(欝)病」の「症状・症候」は「感冒=「風邪症候群」=かぜ」
の「症状・症候」と極めて酷似いたします。

だから「感冒=「風邪症候群」=かぜ」で「感冒薬」が全く効かないならば
それは「うつ(欝)病」である。

また「うつ(欝)病」だとおもわれて「抗うつ(欝)剤」が効かないのであれば
それは「感冒=「風邪症候群」=かぜ」です。

##3
御相談者は「うつ(欝)病」ではありません。
典型的な「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
で御座います。


##4
一刻も早い御相談者の「症状・症候」の寛解の得られること・
一刻も早い「症状・症候」のご回復を心より御祈り申し上げます。








上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。
by mmdmsci | 2004-09-12 14:39 | 脳神経外科


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